立正大学博物館

立正大学博物館

立正大学博物館は、埼玉県熊谷市にある大学が運営する博物館で、2002年に設立されました。この博物館は、歴史、芸術、民俗、産業、そして自然史に関する貴重な学術資料を収集し、それらを保管・公開することを目的としています。立正大学が設立したこの施設は、大学附置博物館（ユニバーシティー・ミュージアム）として、学術研究の促進も行っています。

概要

立正大学博物館は、大学の創立130周年を記念して開館され、これにより過去に学内で分散していた資料を一つの場所に集め、一般に公開することを目的としました。しかしながら、この博物館の歴史は比較的古く、1932年に設置された考古学標本室がそのルーツであり、1978年に熊谷キャンパスに設置された考古学陳列室も重要な役割を果たしています。これらの施設が統合され、2004年には埼玉県から「博物館相当施設」としての認可を受けました。

展示内容

常設展示

博物館では、様々な資料が展示されています。特に以下のコレクションは注目に値します。

• - 考古学研究室発掘資料

立正大学文学部考古学研究室による発掘調査を通じて収集された資料が展示されています。その中でも1958年から1980年にかけて実施した「古代窯業の考古学的研究」により発掘された資料が特に注目されています。

• - 撫石庵コレクション

眞鍋孝志氏から寄贈された様々な梵音具や仏像のコレクションです。日本国内のみならず、アジア各地の鐘や鐸が展示されており、文化的な多様性を感じることができます。

• - 熊谷校地内遺跡出土資料

熊谷校地内における建設に伴う発掘調査から得られた貴重な資料が展示されており、地域の文化財保護の重要性を再確認する機会となります。

• - 吉田格コレクション

立正大学専門部地歴科の卒業生である吉田格氏から寄贈された旧石器・縄文時代の資料が含まれています。

• - ネパールティラウラコット遺跡出土資料

このコレクションでは、ネパールの遺跡から出土した資料が展示されています。

• - サハリン出土資料

樺太に関連する資料も展示されており、地域の歴史にも触れることができます。

企画展・特別展

立正大学博物館では、不定期でさまざまな企画展や特別展も開催されており、訪れるたびに新たな発見がある場所です。

開館情報

• - 開館日

月曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日が開館日となっています。大学の休校期間中は閉館します。

• - 開館時間

10:00から16:00まで開放されており、入館は無料です。

外部リンク

詳しい情報やイベントスケジュールは、立正大学博物館の公式ウェブサイトにてご確認ください。また、立正大学自体の公式ページにもアクセス可能です。

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