竹内亜弥

竹内亜弥（たけうち あや）は、1986年8月5日生まれの日本の女子ラグビーユニオン選手です。岐阜県岐阜市出身で、小学校から大学までを地元で過ごしました。

バレーボールからラグビーへの転身

竹内は、母親がバレーボール選手であった影響を受け、中学校からバレーボールを始めました。滝学園と京都大学でバレーボールに打ち込みましたが、所属チームは必ずしも強豪とは言えず、京都大学時代には部員が2名にまで減少することもあったそうです。京都大学4年在学中に、アメフト部の試合を観戦したことがきっかけで、コンタクトプレーのスポーツに興味を持ちました。

ラグビーとの出会い

大学卒業後、竹内は読書好きであったことから大手出版社の新潮社に入社しました。就職時にはアメフトをやりたいと思っていたものの、女子チームがなかったため、芝生でプレーするラグビーを始めることを決意。ワセダクラブレディースに入部し、その後世田谷レディースへ移籍しました。

日本代表への挑戦

2010年、竹内は女子ラグビー日本代表のトライアウトを受験しましたが、落選しました。これを機に、代表入りを目標に肉体改造に取り組みました。ウエイトトレーニングで体を鍛え、2013年に7人制[[ラグビー女子日本代表]]に初召集されました。代表初出場は、2013年2月1日のIRB女子セブンズワールドカップアメリカ大会で、ロシア戦の後半途中からでした。

ARUKAS QUEEN KUMAGAYAでの活躍

2014年、竹内は女子ラグビー普及を目的として設立されたARUKAS QUEEN KUMAGAYAの結成に参加し、主将を務めました。同年、2014年アジア競技大会の7人制ラグビー競技に日本代表として出場し、決勝で中国に敗れましたが2位入賞を果たしました。

2015年には、『太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2015』で、主将としてチームを総合優勝に導きました。同年11月には、リオデジャネイロオリンピック7人制女子ラグビーアジア予選に日本代表として出場し、優勝してオリンピック出場を決めました。

オリンピックへの挑戦

2016年6月、竹内は新潮社を休職し、8月には怪我をした選手の代わりにオリンピック代表に登録され、京都大学出身者として初のオリンピック選手となりました。リオデジャネイロオリンピックではチームは10位という結果に終わりました。

ラグビーへの情熱

竹内は、少女時代から読書が好きで、梨木香歩の作品を愛読しています。就職活動では出版社を志望し、新潮社では営業部で書店回りや販売促進活動を担当していました。しかし、遠征や合宿が増える中で仕事との両立に悩み、リオ五輪への出場を機に休職を決意。オリンピック後に復帰予定でしたが、ラグビーへの情熱が強くなり、2016年10月末に新潮社を退社しました。

結婚と現在

2017年3月、竹内はアルカスアカデミーヘッドコーチの中嶋真也と結婚しました。彼女の情熱は、選手としてだけでなく、指導者としての道へも繋がっています。竹内亜弥は、常に目標に向かって挑戦し続けるアスリートであり、その生き方は多くの人に勇気を与えます。

外部リンク

日本オリンピック委員会・リオデジャネイロオリンピック・女子ラグビー日本代表（竹内亜弥）
竹内亜弥
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