竹内由布子

ジャーナリストとしてTBSテレビで活躍する竹内由布子さんは、1973年生まれ。名門フェリス女学院中学校・高等学校、そして難関の一橋大学を卒業後、1997年にTBSに入社しました。

報道局社会部では司法担当として鋭い視点で事件を取材。その後、『JNNニュースの森』ではリポーターとして、視聴者へ分かりやすく情報を伝える役割を担いました。

キャリアの転機となったのは、2004年10月。制作局制作四部への異動です。長岡杏子さんの後任として、人気報道番組『ブロードキャスター』に出演することになりました。同番組では4年間、リポートやニュースコーナーを担当。社会問題からエンターテインメントまで、幅広い分野の情報を伝えてきました。

特に注目すべきは、2007年5月の出来事です。番組内で妊娠と産休入りを発表しました。そしてわずか約5ヶ月後、同年10月には見事職場復帰。出産と仕事の両立を果たした経験は、多くの女性から共感を呼びました。

『ブロードキャスター』終了後は報道局に戻り、番組デスクとして活躍。長年の経験を活かし、番組制作の現場を支えています。綿密な取材に基づいた緻密な情報収集から、番組全体の構成、そして出演者との連携まで、その役割は多岐に渡ります。

同期入社組にも著名人が多くいます。アナウンサーとして知られる安住紳一郎さん、伊藤隆太さん、小倉弘子さん、そしてドラマプロデューサーの石丸彰彦さんと共に、TBSを代表する才能として活躍しました。

竹内由布子さんのキャリアは、ジャーナリズムにおける女性の活躍を象徴するものです。報道局での取材経験、制作局での番組制作、そしてデスクとしての裏方業務。多様な役割を担ってきたからこそ培われた、独自の視点とバランス感覚が、彼女のジャーナリストとしての強みです。

司法担当としての徹底的な調査力、リポーターとしての明瞭な語り口、そして番組デスクとしての組織力。これらの経験を通して、常に視聴者への情報伝達を第一に考え、社会貢献に繋がる報道を目指してきた姿勢は、多くの人の記憶に残るでしょう。

今後も、TBSテレビを代表するジャーナリストとして、社会に貢献していくことでしょう。彼女の今後の活躍から目が離せません。

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