竹内順子

竹内 順子（たけうち じゅんこ）

竹内順子は、1972年4月5日に埼玉県で生まれた日本の声優および舞台女優です。劇団BQMAPおよび尾木プロTHE NEXTに所属し、幅広い役を演じることで知られています。彼女は、代表作として「NARUTO -ナルト-|NARUTO_-ナルト-」のうずまきナルト役で名を馳せており、その少年の声が特に印象深いです。この他にも、少女や動物など様々なキャラクターの声を担当し、表現力豊かなパフォーマンスを見せています。

来歴

竹内は、幼少時にクラシックバレエを習っていた経験を持ちますが、表現方法としては言葉の重要性に気づき、中学時代から演技に興味を持つようになりました。高校卒業後は、演劇学科で学びましたが、2年目で中途退学を決意。その後、劇団BQMAPの舞台での客演を経て劇団員に迎え入れられました。

声の仕事をするきっかけは、劇団の公演を観た客からの「声優になったらどうか」という提案から始まりました。それがきっかけで声の仕事に興味が湧き、そのためのボイスサンプルを制作する活動を始めたのです。実際に声優としてデビューした際には、自らの経済的な理由から、この職業を「一生の職業にしたい」と考えていました。

竹内は、多くの声優アワードで受賞歴があり、特に2011年には第5回声優アワードのキッズファミリー賞、2012年にはシナジー賞を獲得しました。2022年からは、アメリカのYouTubeクリエイターMrBeastの日本語吹き替えを担当しており、2023年にはMrBeast本人と面会したことが話題となりました。

特徴

竹内は、アニメ作品において少年役、少女役、動物役など、幅広いジャンルにわたるキャラクターを演じこなすため、様々な声色や演技力を駆使しています。特に「NARUTO」のうずまきナルト役では、彼女の代表作となっており、その演技は多くのファンに影響を与えています。舞台ではしばしば守られる側の女性角色を演じることが多いですが、そのスキルには定評があります。

声優業におけるモットーは「ウソをつかないこと」であり、これが彼女の演技にリアリティを持たせる要因になっています。また、少年役を演じる上で重要視しているのは、カッコイイイメージではなく「普段のカッコ悪いところを大事に演じること」と語ります。

プライベート

彼女には2人の兄がいる末っ子であり、猫を4匹飼う大の猫好きとしても知られています。竹内は、猫と過ごすことを「自分のエネルギーの源」とし、自宅に帰ると猫に癒されると語っています。また、特技としてバレエがあり、趣味にはイラストも含まれています。

「NARUTO」のオーディションで全巻を揃えて原作を読み込んでおり、その熱意が新たな役への挑戦にも繋がっています。声優ユニット「AZU」のメンバーとして活動した経験もあり、彼女の多様な才能が表れています。

竹内順子は日本の声優業界において、その才能と多才さで多くのファンの心を掴んでおり、今後も多方面での活躍が期待されています。

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