笑いころげてたっぷり枝雀

『笑いころげてたっぷり枝雀』の概要

『笑いころげてたっぷり枝雀』は、1982年10月から1983年9月まで放送された演芸番組で、毎日放送が制作しました。主演はおなじみの落語家、桂枝雀。彼の弟子たちも出演し、笑いを届ける内容でした。番組は公開録画方式で行われ、大阪府吹田市にある毎日放送の千里丘放送センター内、特に「ミリカホール」と呼ばれる会場で収録されました。この会場は、当時は「枝雀亭」として知られており、ファンにとっても特別な場所となっていました。

番組の構成

番組は二部構成で、前半は主にゲストを招いてのトークが中心でした。ゲストとのユーモア溢れる話題が提供され、視聴者を楽しませました。後半には、桂枝雀自身による落語が披露され、彼の独特な語り口やキャラクターが光りました。さらに、エンディングでは弟子たちによる「シャレでイングリッシュ」というコーナーがあり、楽しい言葉遊びが展開されました。これは、子どもたちにも保護者にも受け入れられ、放送の楽しい締めくくりとなっていました。

放送期間と移動

この番組は初めの6か月間、関西地方でローカル放送されていましたが、1983年4月に改編があり日曜日の13時台に移動。その後、TBS系列として全国ネットで放送されることになりました。しかし、全国放送はわずか半年で終了してしまい、番組自体もその後に幕を閉じました。終了後、同じ時間帯には『クイズMr.ロンリー』が放送を開始し、関西ローカルから全国ネットへと進出することになりました。

出演者

この番組には、多くの面白いキャラクターたちが登場しました。桂枝雀をはじめ、当時「べかこ」と呼ばれていた桂南光を含む、様々な弟子たちが出演し、彼らとの絡みが視聴者に人気を博しました。

• - 桂枝雀
• - 桂べかこ
• - 桂雀三郎
• - 桂雀松
• - 桂雀々
• - 桂九雀
• - 桂雀司
• - 桂む雀
• - 桂枝代（三味線）

彼らはそれぞれの個性を活かし、番組を盛り上げる要素となりました。

結論

『笑いころげてたっぷり枝雀』は、桂枝雀の魅力と弟子たちとの楽しいやり取り、多彩な演目で視聴者を楽しませた番組でした。放送は短期間でしたが、その内容は今でも多くのファンの記憶に残っています。演芸という形での笑いの重要性を再確認できる番組でした。

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