笑顔のループ

AAA 56thシングル「笑顔のループ」：6人体制最後の軌跡

2019年1月9日、エイベックス・トラックスより発売されたAAAの56枚目のシングル「笑顔のループ」は、グループにとって特別な意味を持つ作品となりました。前作「LIFE」から約1年3ヶ月ぶりのリリースであり、NHK「みんなのうた」2018年12月～2019年1月放送の歌にも選出されるなど、注目を集めました。

シングルは、ジャケットA、ジャケットB、そしてファンクラブ限定盤の3形態で発売されました。どの形態にもスマプラ（スマートフォン向け音楽配信サービス）が付属しており、初回生産分はスペシャルなスリーブ仕様となっています。ファンにとって、コレクション性の高いアイテムと言えるでしょう。

表題曲「笑顔のループ」は、Kenn Kato氏が作詞、日高光啓氏がラップ詞を担当、大西克巳氏が作曲、清水武仁氏が編曲を手掛けた楽曲です。明るく温かいメロディーと、心に響く歌詞が特徴で、幅広い世代に愛される一曲となっています。CD発売に先駆け、2018年12月3日より各配信サイトで先行配信も開始されました。

CDには、表題曲「笑顔のループ」とそのインストゥルメンタルバージョンに加え、すずかけ児童合唱団による合唱バージョンとそのインストゥルメンタルバージョンも収録。異なるアレンジによる「笑顔のループ」を楽しめる、充実した内容となっています。

DVDには、「笑顔のループ」のミュージックビデオと、そのメイキング映像が収録されています。ミュージックビデオでは、AAAメンバーの笑顔とパフォーマンスが存分に堪能できます。メイキング映像では、撮影の裏側やメンバーの素顔を見ることができ、ファン必見の内容となっています。

ジャケットA、B、ファンクラブ限定盤のいずれもCDの内容は共通しており、表題曲「笑顔のループ」とそのインストゥルメンタルバージョン、そしてすずかけ児童合唱団による合唱バージョンとそのインストゥルメンタルバージョンが収録されています。ファンクラブ限定盤には、さらにAAA「笑顔のループ」オリジナルサシェという特典も付属していました。

しかし、「笑顔のループ」は、AAAにとって、単なるシングルリリース以上の意味を持っています。このシングルの発表後、メンバーの浦田直也氏が不祥事を起こし、活動を自粛。その後、2018年12月31日付でグループからの脱退が発表されました。「笑顔のループ」は、6人体制での最後のシングルとして、AAAの歴史において重要な位置を占める作品となりました。

このシングルは、AAAの音楽性と、メンバー間の絆、そしてファンとの繋がりを象徴する、記憶に残る作品として、長く愛され続けることでしょう。明るいメロディーの裏には、グループの転換期を象徴する、複雑な感情も含まれていると言えるのかもしれません。それぞれのファンにとって、このシングルは、AAAの歴史における特別な一ページとして刻まれていることでしょう。

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