笠松実

笠松 実（かさまつ みのる）

笠松実は、1916年4月13日に大阪府で誕生した、日本のプロ野球選手であり、特に投手として知られています。彼の野球人生は多岐にわたり、数々の功績を残しました。

若き日々とプロ入り

彼は興國商業高等学校で野球を始め、1933年に第10回選抜中等学校野球大会に出場しました。この大会での活躍は、彼のプロ入りのきっかけとなりました。その後、横浜専門学校に進学しますが、中退し1937年に阪急軍（現・オリックス・バファローズ）に入団します。

成績と成長

笠松は、1941年には11勝を記録し、翌年の1942年には17勝を挙げるなど、その投球能力は彼の名を広めることとなりました。右腕から繰り出されるシュート、カーブ、ドロップといった球種を駆使し、打者を翻弄しました。また、1947年には日本野球連盟を離れ、国民野球連盟に所属する唐崎クラウンで選手兼監督としての新たな役割を果たしました。

復帰と引退

1950年には広島カープに移籍し、プロとしての復帰を果たします。ここでも彼はその実力を存分に発揮しましたが、1952年に選手生活を終えました。彼のキャリアは、当時の日本プロ野球界において印象的なものでありました。

重要な記録

笠松実の投手成績は非常に多彩であり、特にリーグでの成績が目立ちます。1941年と1942年の成績は特に評価され、その年の投手成績の中でも堂々たるものとして記憶されています。また、1951年のシーズンでは開幕から10連敗を喫し、これは史上3人目の記録であり、彼のキャリアにおける複雑な一面を物語っています。

背番号と功績

彼はプロ野球時代に数度背番号が変更され、最も特徴的なのは、阪急時代に25番、1941年から1943年にかけて17番、引退時には広島で13番を背負っていたことです。これらの背番号と共に、彼の存在はその後の後進選手たちに影響を与えました。

結論

笠松実は、昭和のプロ野球界において多くのファンに愛され、数々の伝説を残した投手です。彼の功績やプレースタイルは、野球史にしっかりと刻まれており、今なお語り継がれています。彼のような選手がいたことは、日本の野球界にとって大きな財産と言えるでしょう。

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