笠間市消防本部

笠間市消防本部について

笠間市消防本部は、茨城県笠間市に拠点を構え、地域住民の安全を守るために日々活動しています。現在の管轄は笠間市全域であり、地域密着型のサービスを提供しています。

沿革

笠間市消防本部は1965年4月1日に設立され、長い歴史を持っています。設立から間もなく、1969年4月には救急業務も開始し、急を要する場面において市民の命を守る役割を担い始めました。1975年には友部町と岩間町が加わり、広域消防事務組合が設立され、お互いに支え合いながら防災活動を展開する体制が整いました。このタイミングで友部分署と岩間分署も業務を開始し、その後1980年には両分署が消防署に昇格し、現在の組織形態へと成長していきます。

1982年には特別救助隊が編成され、迅速な対応力をさらに高めました。内原町が参加したことで、消防事務組合の名称も変更され、組織はますます広がりを見せました。1991年には内原分署も消防署に昇格し、1本部4署体制となり、地域の消防力が飛躍的に向上しました。1999年には七会村の消防業務も受託し、広域的な協力を推進しました。

2000年には2つの広域事務組合が合併し、名称が笠間地方広域事務組合に変更されるなど、組織は柔軟に対応して進化を続けています。しかし、2005年には内原町が水戸市と合併したことに伴い、脱退したため、再び1本部3署の体制となりました。2006年には笠間市、友部町、岩間町が合併し、新しい笠間市が誕生し、改めて笠間市消防本部が設立されました。

2015年にはいばらき消防指令センターへと119番緊急通報サービスを切り替え、より迅速かつ効率的な対応を可能にしています。現在の組織は、本部に総務課、予防課、警防課、通信指令課を設置し、各課がそれぞれの専門性を活かして業務を遂行しています。

主力機械

消防本部の装備も多岐に渡り、令和元年4月1日現在、様々な消防車両や救急車、その他の機械が整備されています。具体的には、普通消防ポンプ自動車が4台、水槽付消防ポンプ自動車が3台、はしご付消防ポンプ自動車が1台、救急自動車が5台、救助工作車が1台、指揮隊車が1台、さらには広報車や災害活動車など多様な車両を保有しています。

このように、笠間市消防本部は長年の歴史とともに、地域に密着した消防活動を展開し、常に市民の安全を最優先に考えています。今後も地域のニーズに応じたサービスの向上を図り、より強固な防災体制を築いていくことが期待されています。

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