第1回明治神宮野球大会

第1回明治神宮野球大会の概要

1970年11月6日から10日までの5日間、明治神宮野球場および明治神宮第二球場にて開催された第1回明治神宮野球大会は、大学野球界に新たな歴史を刻んだ重要なイベントです。この大会は明治神宮の鎮座50周年を記念して開催され、全国の大学から力強いチームが競い合いました。

大会の結果

大会の結果、東海大学が見事に優勝し、準優勝には中京大学が輝きました。今大会は、参加校が激しい戦いを繰り広げ、多くのドラマを生むこととなりました。

表彰式

優勝校である東海大学には、明治神宮の宮司から表彰状、優勝旗、優勝メダルが贈られ、また明治神宮崇敬会理事長からは崇敬会優勝杯も授与されました。一方、準優勝の中京大学にも、全日本大学野球連盟の副会長から表彰状と準優勝メダルが贈呈され、さらに明治神宮崇敬会理事長から準優勝杯が授与されました。このように、高い栄誉が受賞校に与えられたことは、大学野球界におけるスポーツマンシップの象徴と言えるでしょう。

出場校と試合結果

大会には多くの大学が参加し、激しい戦いが繰り広げられました。まず、1回戦では次のような結果が見られました。

• - 11月6日

中京大学 10 - 2 福井工業大学（7回コールド）
広島商科大学 5 - 1 神奈川大学
中央大学 9 - 0 日本大学農獣医学部（7回コールド）
東海大学 7 - 0 愛媛大学（7回コールド）

• - 11月7日

千葉商科大学 3x - 2 福岡工業大学（延長11回）
関西大学 8 - 1 札幌大学（8回コールド）
八幡大学 1 - 0 法政大学（延長15回）

続いて、準々決勝では次の結果がありました。

• - 11月8日

東海大学 3 - 1 中央大学
中京大学 5 - 0 広島商科大学
関西大学 3 - 1 東北工業大学（延長11回）
千葉商科大学 4 - 2 八幡大学

準決勝の結果は以下の通りです。

• - 11月9日

中京大学 5x - 4 千葉商科大学（延長11回）
東海大学 1 - 0 関西大学

決勝戦は11月10日に行われ、東海大学がその優れた戦績を持って栄冠を勝ち取りました。

関連項目

この大会は、後の全日本大学野球選手権大会にも影響を与える重要なイベントとなりました。特に第19回全日本大学野球選手権大会との関連は深く、大学野球の発展に寄与することが期待されています。

このように、初回の明治神宮野球大会は、大学野球に新たな活力を注ぎ、伝統と誇りを持つ大会として位置づけられることになりました。

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