第105飛行隊 (イスラエル空軍)

イスラエル空軍 第105飛行隊

イスラエル航空宇宙軍における第105飛行隊は、戦闘機を扱う部隊としての長い歴史を有し、一般にはスコーピオン・スコードロンとして知られています。この部隊は、1950年8月に第一次中東戦争の後、ヘルツリーヤ基地で編成されました。はじめての装備機は、約15機のスピットファイアMk.IXであり、同時期に第101飛行隊でも使用されていました。1951年にはスウェーデンからP-51Dマスタングが追加され、1952年後半には写真偵察任務を行う部隊へと進化しました。1954年には第107飛行隊からの機体の移管も受けました。

しかし1956年にスピットファイアが退役すると、第105飛行隊は一旦活動を停止。数カ月後の同年6月1日、P-51Dマスタングを運用する形で再編成され、翌月の第二次中東戦争では重要な航空支援任務に参加しました。その後、11月に再び解散し、残るP-51Dは他の飛行隊に移管されました。

1958年12月にはフランスから導入されたシュペルミステールB2を装備する形でハツォール空軍基地に再編成され、その後1963年に追加配備が行われました。1967年の第三次中東戦争では、シュペルミステールがいくつかの敵航空機を撃墜しましたが、時代遅れな面もあったため、確保できていた機体数はしばしば異なることがありました。そのため、実際に運用されていた装備は公式な配備数以上であったとされています。

また、この期間にはシュペルミステールを対地攻撃に転用する動きがあり、エンジンの換装も計画されました。1969年から1973年にかけて26機のエンジンが換装され、これにより第四次中東戦争では実戦投入されました。この戦争では22機が運用され、6機が損失されました。

1975年にはF-4E

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