第12回日本フットボールリーグ

第12回日本フットボールリーグについて

第12回日本フットボールリーグ（JFL）は、2010年3月14日から11月28日までの期間に開催され、全306試合が行われました。この年は、ガイナーレ鳥取が初の優勝を収め、歴史に名を刻みました。

参加クラブ

このシーズンには、全18クラブが参加しており、新たに松本山雅FC、栃木ウーヴァFC、ツエーゲン金沢が前年度の全国地域サッカーリーグ決勝大会から昇格しました。前回大会の成績を基にしたチームの配置がなされ、各チームはそれぞれのサッカーを展開しました。

レギュレーション

リーグ戦は年間2回戦総当たり形式で行われ、各チームは34試合を戦います。全34節が前期・後期に分けられ、勝ち点に基づいて順位が決定されます。試合は90分で行われ、勝利したチームには勝ち点3が与えられ、引き分けの場合は勝ち点1、敗北のチームには勝ち点0が付与されます。

Jリーグ準加盟条件

Jリーグに加盟するための条件として、年間順位で4位以上とし、準加盟チーム同士では上位3チームが必要とされました。この条件の導入は、準加盟チームが4チーム存在するために行われたものであり、Jリーグのチーム数の増加が考慮されました。

昇降格

JFLの成績によって、自動降格や昇格のルールが設定されました。17位と18位は地域リーグに降格し、全国地域サッカーリーグ決勝大会の1位と2位はJFLに昇格します。さらに、JFL16位のチームと地域リーグ3位チームが入れ替え戦を行う制度も設けられました。

天皇杯出場権

トーナメント制に基づく天皇杯では、前期終了時の上位3チームには出場権が与えられ、これがチームに更なるモチベーションを与えていました。

個人記録と成果

この大会では、個々の選手たちのパフォーマンスも注目され、得点ランキングやベストイレブンが表彰されるなど、選手たちの努力が評価されました。特にエクセレントな成績を収めた選手には個人賞が渡され、強化費用として勝利チームに5万円の賞金が支給されました。

入れ替え戦の結果

11月29日には、Jリーグへの加盟申請が審議され、ガイナーレ鳥取の加盟が承認されたものの、松本山雅FCについては不備があったため見送られました。さらに、他の準加盟クラブもそれぞれの条件を満たせず、昇格には至りませんでした。入れ替え戦では、アルテ高崎が地域リーグの三洋電機洲本と対戦し、最終的に両者の残留が決定しました。

結論

このように、第12回日本フットボールリーグは、多くのドラマと選手たちの奮闘によって彩られた年度でした。ガイナーレ鳥取の優勝を含む、各クラブの努力と成績は、日本サッカーの未来に向けて重要なステップとなりました。

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