第13回全国高等学校
バスケットボール選抜優勝大会は、
1983年の
3月26日から30日まで、東京都の代々木体育館別館で実施されました。この大会は全国の高校
バスケットボールの名門校が集まる一大イベントで、多くのファンと関係者によって盛り上がりました。
出場校
大会に参加した学校は、男子・女子ともに選抜された強豪校です。高校生たちは、この貴重な機会を生かすため、日々の練習に余念がありませんでした。様々な地域からのエネルギッシュな選手たちが集まり、熱い戦いが繰り広げられます。
試合結果
男子の部
男子の試合は、熱闘が続いた結果、次のような結果となりました。
1回戦
北陸 vs 興誠
日本大学豊山 vs 日本大学山形
京北 vs 福岡大学附属大濠
能代工業 vs 松江工業
2回戦
準々決勝では、以下のような劇的な展開が繰り広げられました。
北陸 49 - 47 興誠
日本大学豊山 59 - 48 日本大学山形
京北 83 - 67 福岡大学附属大濠
能代工業 104 - 72 松江工業
準決勝では、能代工業と京北の戦いが注目を集めました。
能代工業 95 - 86 京北
北陸 58 - 50 日本大学豊山
そして、3位決定戦では京北が日本大学豊山に勝利しました。
京北 70 - 68 日本大学豊山
決勝戦は、能代工業と北陸との激しい戦いとなり、延長戦の末に能代工業が勝利しました。
能代工業 72 - 71 北陸(OT)
女子の部
女子の試合でも激闘が続きました。
1回戦
昭和学院 vs 秋田経済大学附属
中村学園女子 vs 市邨学園
宇都宮女子商業 vs 熊本女子
東京成徳短期大学附属 vs 浜名
2回戦
準々決勝では、以下のような結果となりました。
昭和学院 89 - 60 秋田経済大学附属
中村学園女子 58 - 56 市邨学園
宇都宮女子商業 81 - 48 熊本女子
東京成徳短期大学附属 81 - 42 浜名
準決勝の結果は次の通りです。
昭和学院 79 - 68 中村学園女子
東京成徳短期大学附属 91 - 60 宇都宮女子商業
3位決定戦では、宇都宮女子商業が中村学園女子を下しました。
宇都宮女子商業 73 - 37 中村学園女子
決勝では、東京成徳短期大学附属が昭和学院を破り、優勝を飾りました。
東京成徳短期大学附属 83 - 65 昭和学院
大会ベスト5
大会の優れた選手たちが表彰される中、男子と女子それぞれのベスト5が選ばれました。
男子ベスト5
目由紀宏 (能代工業)
保坂匡 (能代工業)
久井茂稔 (北陸)
富本勇人 (北陸)
成田雄聖 (京北)
女子ベスト5
韮塚直子 (東京成徳短期大学附属)
二見由美子 (東京成徳短期大学附属)
黒田麻由美 (東京成徳短期大学附属)
鷲見京美 (昭和学院)
鈴木友美子 (宇都宮女子商業)
この大会は、選手たちにとって試合経験だけでなく、高校
バスケットボール界の発展に寄与した重要なイベントとなりました。多くの記録や思い出とともに、高校生
バスケットボール選手たちの未来への扉を開くきっかけとなったのです。
参考文献
朝日新聞縮刷版
1983年3月
月刊
バスケットボール1983年5月号増刊