第15回統一地方選挙

第15回統一地方選挙

第15回統一地方選挙は、2003年4月13日と27日の2回に分けて行われ、日本の各地方自治体において、新たな首長（知事・市長・区長・町村長）および議会議員が選出されました。この選挙は、日本全国で一斉に開催されるもので、295の選挙区が関与していました。

選挙の実施日と概要

この選挙は二つの日程で執行されました。まず最初の投票が行われたのは4月13日で、ここでは知事選、都道府県議会議員選挙、政令指定都市の市長選、市議会議員選挙などが実施されました。次いで、4月27日には市区町村長選挙と市区町村議会議員選挙が行われました。

4月13日の選挙結果

4月13日に執行された選挙では、全国の知事選挙が11都道県で行われ、そのうち鳥取県では立候補者が現職の片山善博だけであったため無投票での当選とされました。この結果、実際に投票が行われたのは10都道府県です。また、道府県議会議員選挙も44道府県で行われ、茨城県、東京都、沖縄県のみが選挙を行いませんでした。さらに、政令指定都市では札幌市において市長選が、12の政令指定都市で市議会議員選挙が実施されました。

投票率は、都道府県知事選において全国平均52.63%という結果で、前回の56.78%から減少しました。道府県議選でも全国平均52.48%となり、前回の56.70%と比較して低下しました。政令指定都市の市長選では57.32%、市議会議員選挙では47.70%と両者とも前回の数字を下回る結果となりました。

4月27日の選挙結果

後半戦の4月27日には市区町村長選挙が行われました。この日には一般市の市長選挙で118市すべてが無所属の候補者により選ばれ、町村長選挙では一部に自民党公認が見られました。女性候補者も一定数が当選し、一般市では3名、町村では2名の女性が市長職に選ばれました。

市区町村議会選挙においては、一般市での投票率は54.67%、特別区は43.23%、町村は高い77.72%でした。一般市では1,233名、特別区では185名、町村では1,034名の女性が当選し、無投票で当選した人数は一般市277名、特別区0名、町村4,099名という結果が残されました。

補欠選挙

統一地方選挙に合わせて行われた補欠選挙では、衆議院の茨城県第7区や東京都第6区、山梨県第3区の選挙が行われ、参議院の茨城県選挙区も選ばれました。補欠選挙の結果、茨城県第7区では自民党の永岡洋治、東京都第6区では民主党の小宮山洋子、山梨県第3区では無所属の保坂武がそれぞれ当選を果たしました。

結論

この第15回統一地方選挙は、新たな首長や議員を選出する重要な機会であっただけでなく、有権者の投票参加率が低下傾向にあったことも意味します。今後の選挙では、その結果を踏まえ多くの市民が参加できるような仕組みを考える必要があります。

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