第15装甲旅団 (ドイツ連邦陸軍)

第15装甲旅団「ヴェスターヴァルト」

第15装甲旅団「ヴェスターヴァルト」は、ドイツ連邦陸軍において重要な役割を果たした旅団の一つです。この旅団は、1957年に設立され、最初はA5戦闘群の一部を基にしたC5戦闘群がその基礎となりました。その後、再編成に伴い第15装甲旅団として知られるようになります。旅団の司令部はコブレンツに位置し、周辺のヴェスターヴァルト地域には隷下部隊が駐屯していました。

歴史と編成

第1次編制

1957年、陸軍の2次編制後半期において第15装甲旅団が編成されました。当初の隷下部隊は以下の構成でした：

• - 旅団司令部中隊（コブレンツ所在）
• - 第151装甲擲弾兵大隊（シュヴァルツェンボルン）
• - 第153戦車大隊（コブレンツ）
• - 第154戦車大隊（ヴェスターブルク、レンネロート）
• - 第150駆逐戦車中隊
• - 第150装甲工兵中隊
• - 第150整備中隊
• - 第150補給中隊

これらの独立中隊は、主にヴェスターブルクやレンネロートに駐屯していました。旅団はその運用において、装甲部隊の戦術を強化し、冷戦時代の安全保障政策に貢献しました。

第4次編制

その後の陸軍の第4次編制期において、旅団の隷下部隊は1990年代初頭までに更なる改編が行われていきました。当時の組織は次のように構成されていました：

• - 旅団司令部中隊
• - 第151戦車大隊
• - 第152装甲擲弾兵大隊（第13装甲擲弾兵旅団からの改編）
• - 第153戦車大隊
• - 第154戦車大隊
• - 第155装甲砲兵大隊
• - 第150駆逐戦車中隊
• - 第150装甲工兵中隊
• - 第150整備中隊
• - 第150補給中隊

1988年、旅団は「ヴェスターヴァルト」という名誉称号を授与され、その名が広まりました。しかし、1991年に第155装甲砲兵大隊が解隊され、その後1993年の6月25日には旅団自体が解隊されることになります。

歴代旅団長

旅団を率いてきた歴代旅団長は、その時代や地域情勢の変化に応じて多様な戦略を示し、陸軍の中核として活動しました。しかし、特定の旅団長の詳細は記録に残っていません。

外部リンク

詳細情報は、BundesarhivsでのBrigadenにおける検索結果をご覧ください。ここでは、過去の記録や旅団の歴史に関する資料が閲覧可能です。

第15装甲旅団「ヴェスターヴァルト」は、その歴史を通じてドイツ連邦陸軍の装甲部隊の一翼を担い、冷戦時代の防衛体制に寄与してきました。

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