第16回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

第16回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

1979年の年末から1980年の年始にかけて開催された第16回全国大学ラグビーフットボール選手権大会は、当時の大学ラグビー界における最強チームを決定する栄えあるトーナメント戦として、多くのラグビーファンから注目を集めました。この大会には、全国各地区の厳しい予選を勝ち抜いた8つの大学が参加し、大学日本一の座をかけて激しい戦いを繰り広げました。

大会概要と日程

大会は1979年12月22日と23日に1回戦が行われた後、年をまたぎ、1980年1月1日に準決勝、そして同年1月3日に決勝戦が行われるという日程で進行しました。各ラウンドごとに使用される会場も異なり、全国各地の主要なラグビー場が使用されました。

開催競技場

熱戦の舞台となったのは、以下の競技場です。

国立競技場: 決勝戦が開催されました。
秩父宮ラグビー場: 準決勝および一部の1回戦が行われました。
花園ラグビー場: 1回戦の一部が開催されました。
長居陸上競技場: 1回戦の一部が開催されました。

これらの会場には、各大学の応援団や多くのラグビー愛好家が集結し、選手たちに熱い声援を送りました。

出場大学

全国の強豪8校が集いました。各校の出場は、以下の通りです。

明治大学（関東大学対抗戦1位）：10年連続10回目の出場です。
早稲田大学（関東大学対抗戦2位）：2年連続15回目の出場となりました。
日本体育大学（関東大学対抗戦3位）：3年連続8回目の出場です。
筑波大学（関東大学対抗戦4位）：この大会が記念すべき初出場となりました。
同志社大学（関西大学リーグ1位）：6年連続15回目の出場です。
天理大学（関西大学リーグ2位）：11年連続13回目の出場を果たしました。
中京大学（関西第3代表）：5年連続9回目の出場となりました。
福岡工業大学（九州代表）：6年連続12回目の出場です。

各地区のリーグ戦を勝ち抜いた実力校ばかりであり、どの試合もハイレベルな戦いが期待されました。

大会の展開と結果

大会はノックアウト方式のトーナメントで行われ、一度敗れれば次のラウンドへは進めません。提供情報によると、この大会では3位決定戦は実施されませんでした。

1回戦、準決勝と進むにつれて、各校は持てる力を出し切り、一進一退の攻防を繰り広げました。厳しい戦いを勝ち上がったチームが、栄光の決勝戦の舞台、国立競技場へと駒を進めました。

そして、1980年1月3日、国立競技場で行われた決勝戦をもって、第16回大会のクライマックスを迎えました。この白熱した決勝戦を制し、栄えある大学日本一の座に輝いたのは、明治大学でした。

明治大学にとっては、この優勝が2年ぶりであり、通算では4回目の全国制覇となりました。これは、当時の明治大学の強さと、選手たちの弛まぬ努力、そしてチーム全体の結束力の賜物と言えるでしょう。彼らはこの大会で見事なパフォーマンスを発揮し、再び大学ラグビー界の頂点に立ちました。

第16回全国大学ラグビーフットボール選手権大会は、各校の熱い戦いと、それを支えた多くの人々の情熱によって記憶される大会となりました。

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