第16回国民体育大会

第16回国民体育大会について

第16回国民体育大会は、1961年（昭和36年）に秋田県を中心に開催されました。この大会は『秋田まごころ国体』という愛称でも知られており、多くの選手や関係者が集まる大規模なスポーツイベントとなりました。

概要

大会のスローガンは「明るい国体」であり、全体で19,859名の参加者がありました。大会は夏季、秋季、冬季の各大会に分かれて実施されました。特に夏季大会は、9月14日から9月17日の日程で漕艇、水泳、ヨットの3競技が行われ、秋田市、福島県会津若松市、宮城県七ヶ浜町の3つの場所で開催されました。

秋季大会は10月8日から10月13日までの期間に秋田市の八橋運動公園陸上競技場を主会場として、秋田県内21市町村の58会場で28競技が行われました。また、冬季大会は長野県軽井沢町でスケート競技が1月22日から1月25日の間に、さらに新潟県高田市（現・上越市）でスキー競技が2月11日から2月14日まで実施されました。

特徴的なエピソード

大会の中で、天皇杯と皇后杯は東京都が受け取ることになりました。また、この国体から46年後の2007年には、秋田県で第62回国民体育大会『秋田わか杉国体』が開催され、秋田県は初めて天皇杯と皇后杯を獲得するという快挙を成し遂げています。

当時、秋田県内では、全国の選手や役員に対して十分な宿泊施設を提供することが困難であったため、約7,000名には一般家庭での宿泊が行われました。このような取り組みは「民泊」と呼ばれ、地域住民の温かい国民性が表れたこともあり、「民泊国体」や「まごころ国体」として高い評価を得ました。

冬季大会の詳細

スケート競技

冬季大会のスケート競技会は、長野県軽井沢町で1月22日から1月25日まで行われました。

スキー競技

スキー競技会は、新潟県高田市（今の上越市）および妙高高原町（現在の妙高市）で、2月13日から2月16日の日程で実施されました。

競技の種類と成績

夏季大会の競技

• - 漕艇
• - 水泳
• - ヨット

秋季大会の競技

この秋季大会では、陸上競技やサッカー、スキーなど多くの競技が行われ、合計で28競技が秋田県内で開催されました。

総合成績

大会の結果、天皇杯では東京都が1位、続いて秋田県、愛知県がそれぞれ2位と3位となりました。皇后杯でも東京都が1位を占め、愛知県、大阪府が続きました。

参考文献

情報源として『国民体育大会の歩み』や日本体育協会が公開している資料が挙げられます。この大会は、その後の国民体育大会においても大きな影響を与え続けています。

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