第16回明治神宮野球大会

第16回明治神宮野球大会

第16回明治神宮野球大会は、学生野球の秋の主要大会として、1985年（昭和60年）11月8日から11月11日までの4日間、東京都新宿区にある明治神宮野球場を舞台に開催されました。この大会は、高校の部と大学の部の二部門で構成され、その年の高校野球および大学野球を締めくくる全国規模の大会として位置づけられています。

大会概要

全国各地の秋季大会を勝ち抜いた代表校が集い、トーナメント方式で学生野球の日本一を決定します。高校の部は全国の各地区代表が、大学の部は各連盟の代表が出場しました。

高校の部

高校の部には、各地区を代表する強豪校が出場し、白熱した試合が繰り広げられました。

組み合わせ・試合結果

1回戦

1回戦では、以下の4試合が行われました。

帝京（東京）が函館有斗（北海道）に対し、8対7と僅差で勝利し、準決勝へ駒を進めました。
豊国学園（九州）は広陵（中国）と対戦し、11対2と大差をつけて快勝しました。
松商学園（信越）と豊川（東海）の一戦は、1対0というロースコアゲームとなり、松商学園が守り勝つ形で次戦に進みました。
防府（中国）は市川（関東）と対戦し、15対3と圧倒的な攻撃力を見せつけ、準決勝進出を決めました。

準決勝

準決勝は以下の2試合が行われました。

帝京は1回戦を大勝した豊国学園と対戦し、12対5で勝利を収め、決勝へ進出しました。
もう一方の準決勝では、松商学園が防府と対戦。松商学園が16対5と攻撃陣が爆発し、決勝進出を果たしました。

決勝

11月11日に行われた決勝戦は、帝京と松商学園の顔合わせとなりました。試合は松商学園が優位に進め、12対4で帝京を破り、第16回大会の高校の部優勝校に輝きました。

大学の部

大学の部も高校の部と同様に、全国各地の大学野球リーグを勝ち抜いた代表校が出場し、学生日本一を目指しました。詳しい組み合わせや個別の試合結果、決勝戦のスコアについては、本情報には含まれていませんが、高校の部と並行して熱戦が展開されたことが推測されます。

大会の意義

明治神宮野球大会は、その年の学生野球のシーズンを締めくくる大会の一つとして、翌春の選抜高等学校野球大会や、その後の全国高等学校野球選手権大会、全日本大学野球選手権大会といった主要大会に出場するチームや選手の力を測る重要な機会となっています。本大会での経験は、多くの学生野球選手にとって大きな糧となりました。

第16回大会も、全国の野球ファンにとって、未来のスター選手の躍動や、チームの栄光への挑戦を目撃できる貴重な機会となりました。無事全日程を消化し、盛況のうちに幕を閉じました。

関連項目

第34回全日本大学野球選手権大会
第58回選抜高等学校高等学校大会
* 第68回全国高等学校高等学校選手権大会

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