第19回スーパーボウル

第19回スーパーボウル（Super Bowl XIX）

1985年1月20日にカリフォルニア州スタンフォードのスタンフォード・スタジアムで開催された第19回スーパーボウル。AFCチャンピオンのマイアミ・ドルフィンズとNFCチャンピオンのサンフランシスコ・49ersが対戦しました。この試合で49ersは38-16で勝利し、3年ぶり2度目のスーパーボウル制覇を成し遂げました。試合のMVPには49ersのクォーターバックであるジョー・モンタナが選ばれました。

試合の背景

スーパーボウルの開催地としてスタンフォード・スタジアムが選ばれたのは1982年12月のオーナー会議での決定によります。これにより、大学のスタジアムで行われるのはチューレーン・スタジアム、ライス・スタジアム、ローズボウルに次いで4回目となります。

サンフランシスコ・フォーティナイナーズ

49ersは1978年以降、初めてシーズンで15勝を達成しました。彼らのオフェンスは特に注目され、多くの選手がプロボウルに選ばれました。QBジョー・モンタナは、432回のパスのうち279回を成功させ、3630ヤードを投げ、28TDを記録。RBロジャー・クレイグは陸上で649ヤード、受け取りで675ヤードを達成しました。受け手として活躍したWRフレディー・ソロモンとドワイト・クラークは合計1617ヤードを獲得し、16TDを記録しています。ディフェンス陣もリーグで最少の227失点を許し、4人のディフェンシブバックがプロボウルに選ばれました。

マイアミ・ドルフィンズ

ドルフィンズは14勝2敗でレギュラーシーズンを終え、QBダン・マリーノは4864ヤードをパスしてNFLのシーズン記録を更新。彼は48TDパスを投げ、さらにオフェンスラインはレギュラーシーズンでわずか13サックしか許しませんでした。WRマーク・クレイトンとマーク・デューパーはそれぞれ1300ヤード以上を受け取り、クレイトンは18TDを記録しました。ディフェンスは一部の弱点がありつつも、513得点をあげる攻撃力を誇りました。

プレイオフ

ドルフィンズはプレイオフで、シアトル・シーホークスを31-10で下し、続くAFCチャンピオンシップゲームではピッツバーグ・スティーラーズに勝利。49ersはNFCチャンピオンシップゲームでシカゴ・ベアーズを23-0で破りました。

テレビ中継

ABCが初めてスーパーボウルを中継し、多くの視聴者が試合を楽しむこととなりました。

試合経過

試合の開始直後、ドルフィンズはFGで先制点を挙げますが、49ersは次の攻撃で逆転し、その後も得点を重ねます。最終的には49ersが一直線に得点を重ね、ドルフィンズに対する圧倒的勝利を収めました。試合後にレーガン大統領から祝賀の電話があり、49ersの選手たちには賞金が支給されました。

この大会でのナイナーズのパフォーマンスは、スーパーボウル史上においても記憶に残るものであり、特にモンタナ選手の活躍が光りました。

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