第2回日本フットボールリーグ

第2回日本フットボールリーグの概要

2000年4月16日から11月12日までの間、第2回日本フットボールリーグ（JFL）が開催されました。今大会では、横浜FCが見事2年連続の優勝を飾り、このチームの連覇はJFL移行後初の出来事となりました。今回は、その参加クラブや試合の形式、個人記録について詳しくご紹介します。

参加クラブ

第2回JFLには、合計で22チームが参加しました。この中で、新たにアローズ北陸と栃木SCが前シーズンの全国地域リーグ決勝大会から昇格し、さらにFC KYOKENが全国社会人サッカー連盟からの推薦を受け、静岡産業大学が大学サッカー連盟からの推薦で参加しました。横浜FCは前年度のJFL準会員から優勝を遂げ、正会員としての参加となります。また、FC KYOKENは前シーズンの決勝大会で敗れたものの推薦により準会員として参加しました。

レギュレーション

リーグ・試合形式

大会は全チームが年間2回の総当たり戦を行い、各チームは22試合をこなして順位が決定されました。全体で132試合が行われ、各リーグは前期と後期に分けられ、それぞれの結果によって強化費や天皇杯出場権が配分されました。

試合は前半45分、後半45分の計90分で行われ、引き分けの場合にはVゴール方式の延長戦が実施されることになります。それでも勝敗が決まらなければ引き分け扱いとなり、勝ち点は試合結果に応じて配分されました。具体的には、勝利には3ポイント、延長戦での勝利には2ポイント、引き分けには1ポイント、敗北には0ポイントが与えられました。

さらに、Jリーグへの加盟条件としては年間順位が2位以上で、かつJリーグ臨時理事会の承認が必要でした。地域リーグへの降格に関する規定は定められていませんでした。

天皇杯出場権

リーグの前半終了時には上位3チームに第80回天皇杯の出場権が与えられました。この年は大学チームも含む結果となり、特に注目を浴びました。

強化費

シーズン終了後、リーグの上位チームには次のような強化費が支給されました:

• - 1位：200万円
• - 2位：150万円
• - 3位：100万円
• - 4位：80万円
• - 5位：50万円
• - 6位：30万円

個人記録

得点ランキングや個々の選手の業績が注目され、静岡産業大学がフェアプレー賞を受賞し、国士舘大学、FC KYOKEN、栃木SCが奨励賞に選ばれました。リーグの成績や選手個々の努力が大いに称えられました。

入れ替え

JFLからJ2への昇格

1位の横浜FCは、Jリーグ臨時理事会で全会一致で加盟が承認され、次年度からJ2への入会が決まりました。

地域リーグからの昇格

地域リーグからは、全国地域リーグ決勝大会で1位の佐川急便SC、2位のYKKサッカー部が自動昇格を果たし、さらにはNTT西日本熊本FC、SC鳥取、愛媛FCが推薦によって昇格しました。これにより、全国のサッカーチームの競技レベルがさらなる向上を見せました。

まとめ

第2回日本フットボールリーグは、横浜FCの連覇が光る大会となり、参加クラブや試合形式、そして選手たちの活躍が相まって、サッカーの魅力を再認識させるものとなりました。今後も日本のサッカー界の進化が期待されます。

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