第2回明治神宮野球大会

第2回明治神宮野球大会

第2回明治神宮野球大会は、全国の大学野球強豪校が一堂に会し、秋の大学日本一を決定するトーナメント戦として、1971年に開催されました。

大会概要

この第2回大会は、1971年11月5日から11月11日までの7日間にわたって開催されました。メイン会場である明治神宮野球場に加え、明治神宮第二球場も使用され、全国各地から選抜された大学野球チームが集結し、熱戦を繰り広げました。合計16校が参加し、ノックアウト方式で優勝校を目指しました。

試合結果

大会はまず1回戦から始まり、緊迫した戦いが続きました。特にこのラウンドでは、コールドゲームによる一方的な展開が多く見られました。

1回戦

11月5日に行われた試合では、亜細亜大学が福岡大学に6対0で完封勝利を収めました。愛知工業大学は北海道産業短期大学に対して11対2と大差をつけ、8回コールドで勝利。慶應義塾大学は九州産業大学を8対0で退け、関西大学も香川大学に11対0の7回コールド勝ちを収めるなど、強豪校が順当に勝ち上がりました。

11月7日には、東海大学が福井工業大学に9対0で7回コールド勝ち、東北学院大学が広島商科大学を4対2で破り2回戦に進出しました。

11月8日には、関東学院大学が東京学芸大学に10対2で7回コールド勝利。そして、日本大学が東邦大学に対し、驚異的な27対0という記録的なスコアで7回コールド勝ちを収めました。

2回戦

11月9日に行われた2回戦では、強豪校同士の対戦が実現しました。亜細亜大学が慶應義塾大学を1対0の僅差で破り、関西大学は愛知工業大学を2対0で下しました。

同日、東海大学は関東学院大学に5対1で勝利。日本大学は東北学院大学を7対3で退け、準決勝への進出を決めました。

準決勝

11月10日には準決勝が行われました。亜細亜大学対東海大学の試合は延長戦にもつれ込む接戦となり、延長10回に亜細亜大学がサヨナラで1対0と勝利しました。もう一つの準決勝では、日本大学が関西大学をこちらも1対0のロースコアで下し、決勝へ駒を進めました。

決勝

最終日となる11月11日には、準決勝を勝ち上がった亜細亜大学と日本大学による決勝戦が開催されました。この一戦をもって、第2回明治神宮野球大会の優勝校と準優勝校が決定しました。

表彰

大会終了後、栄光に輝いたチームには以下の表彰が行われました。

優勝校には、明治神宮宮司より表彰状、優勝旗、そして優勝メダルが授与されました。さらに、明治神宮崇敬会理事長より明治神宮崇敬会優勝杯が贈られ、その栄誉を称えられました。

惜しくも準優勝となったチームにも、健闘を称える表彰が行われました。財団法人全日本大学野球連盟副会長より表彰状と準優勝メダルが贈られ、明治神宮崇敬会理事長からは明治神宮崇敬会準優勝杯が授与されました。

関連項目

本大会は、同じく大学野球の全国大会である第20回全日本大学野球選手権大会と関連して語られることがあります。

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