第2回社会人野球日本選手権大会予選

第2回社会人野球日本選手権大会 予選

第2回社会人野球日本選手権大会への出場権を巡る予選は、全国各地で実施されました。本大会には、各地区予選を勝ち抜いた合計22チームが進出。

地区別の出場枠は以下の通りです。

北海道地区：2チーム
東北地区：2チーム
関東地区：3チーム
中部地区：2チーム
東海北陸地区：2チーム
近畿地区：5チーム
中国地区：2チーム
四国地区：2チーム
* 九州地区：2チーム

各地区予選の結果

北海道地区

1次予選を勝ち上がったチームに社会人登録チームを加えたトーナメント形式で代表を選出。準決勝（代表決定戦）で北海道拓殖銀行が王子製紙苫小牧を、大昭和製紙北海道が旭川鉄道管理局をそれぞれ破り、本大会出場を決めました。決勝では大昭和製紙北海道が北海道拓殖銀行に勝利しています。

東北地区

各県での1次予選を経て、勝ち上がった代表チームが東北2次予選に進みました。
青森県からは八戸市水道部、岩手県からは谷村新興製作所、秋田県からはTDKと秋田相互銀行、宮城県からは仙台鉄道管理局、山形県からは山形相互銀行、福島県からは、いわきクラブが2次予選へ。
東北2次予選の準決勝（代表決定戦）では、TDKが延長15回の激闘の末、谷村新興製作所を下し、秋田相互銀行が山形相互銀行に勝利。この2チームが全国大会への切符を掴みました。決勝はTDKが秋田相互銀行を破りました。

関東地区

群馬、埼玉、東京、多摩、神奈川の各1次予選を突破したチームに加え、栃木、茨城、千葉の代表が関東2次予選に集結。
激戦となった2次予選、準決勝（代表決定戦）では鷺宮製作所が日産自動車を、日本鋼管が延長11回の接戦で日本通運を退け、まず2チームが代表に。残る1枠をかけた3位決定戦では、日本通運が日産自動車に勝利し、最後の代表権を獲得しました。決勝は鷺宮製作所が日本鋼管に1対0で勝利しています。

中部地区

山梨、新潟、静岡の1次予選通過チームに、長野、富山の代表を加えた中部2次予選で代表を選出。
準決勝（代表決定戦）では、三協精機が日本楽器を、河合楽器が大昭和製紙をそれぞれ破り、全国大会への出場を決めました。決勝は三協精機が河合楽器に勝利しました。

東海北陸地区

この地区は単一のトーナメントで代表を選出。代表決定戦では、日通名古屋が三菱名古屋に、西濃運輸が延長14回の激戦を制して西川物産に勝利。日通名古屋と西濃運輸が本大会出場を決めました。

近畿地区

最多の5枠を誇る近畿地区。京都、大阪、兵庫の1次予選通過チームに加え、滋賀、和歌山の代表が近畿2次予選に進出。
代表決定戦では新日鉄堺が新日鉄広畑を、日本生命が延長14回で鐘淵化学を、住友金属が大丸を、松下電器が辻和を破り、4チームがまず代表権を得ました。残る1枠は敗者復活戦で争われ、鐘淵化学が大丸に勝利し、最後の代表となりました。最終的な近畿地区代表は、新日鉄堺、日本生命、住友金属、松下電器、鐘淵化学の5チームです。

中国地区

岡山、広島、山口の1次予選を経て中国2次予選を実施。準決勝（代表決定戦）では、三菱重工広島が延長戦で日本鋼管福山を下し、新日鉄光が田辺製薬に勝利。この両チームが全国大会へ駒を進めました。決勝は三菱重工広島が延長戦で新日鉄光を破りました。

四国地区

トーナメントを勝ち上がった2チームが代表権を獲得。準決勝（代表決定戦）では、丸善石油が大倉工業に、伊予銀行が阿波銀行に勝利。丸善石油と伊予銀行が本大会出場を決めました。決勝は降雨コールドにより丸善石油が伊予銀行に勝利しています。

九州地区

トーナメント形式で代表を選出。準決勝（代表決定戦）では、門司鉄道管理局が延長20回の激闘の末、新日鉄八幡を破り、九州産交が大分鉄道管理局に勝利。九州産交と門司鉄道管理局が全国大会への出場権を手にしました。決勝は九州産交が門司鉄道管理局に勝利しました。

こうして、全国の予選を勝ち抜いた精鋭22チームが、第2回社会人野球日本選手権大会本戦での栄光を目指すこととなりました。

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