第203回国会

第203回国会の概要

第203回国会は、2020年10月26日に召集された臨時国会です。この国会の会期は、同年の12月5日までの41日間となっています。本国会では、政府提出の法律案や議員提出の法律案、さらにはさまざまな条約に関する審議が行われました。

召集前の動き

2020年9月16日には、自民党の菅義偉総裁が衆院と参院の本会議にて内閣総理大臣に指名されました。その後、皇居での親任式を経て、第99代内閣総理大臣として正式に就任しました。この新たに発足した菅義偉内閣の政策や方針がこの国会で初めて示されることとなります。

国会の開始と主要な出来事

10月26日には国会が召集され、開会式が行われました。この式典では、天皇が国会に向けてお言葉を述べられました。続いて、衆議院と参議院の本会議において、菅義偉内閣総理大臣の所信表明演説が行われ、各党の政策に対する見解が示されました。また、無所属の初鹿明博衆議院議員が議員辞職をし、その影響が国会にどのように反映されるかも注目されました。

10月28日から30日には、代表質問が実施されました。この期間中、立憲民主党や自由民主党、公明党などからの質疑が行われ、各党の見解や対案が提示され、議論が交わされました。

会期中の重要イベント

11月5日には、初鹿明博の辞職に伴い、衆議院比例東京ブロックから松尾明弘が繰り上げ当選しました。これにより、国会の議席数が変動し、政局にも影響が及ぶことになります。11月29日には国会開設130周年を記念する式典が参議院本会議場で執り行われ、国会の歴史とその重要性が再確認されました。

最終的に、12月5日に国会は会期末を迎えました。

会期後の動き

国会会期後の12月22日には、NHKから国民を守る党が党名を変更し、これにより今後の政治活動における方針の変化が注目されました。また、自由民主党の吉川貴盛衆院議員が体調不良を理由に議員辞職し、その後の国政にどのような影響を与えるかも懸念されました。さらに、同月27日には立憲民主党の羽田雄一郎参議院議員が亡くなるという衝撃のニュースがありました。

第203回国会は、政策の審議や議員の動きが多く見受けられましたが、新たに発足した内閣の方向性が明らかにされた重要な期間でもありました。次の第204回国会へと引き継がれるこれらの議論や課題は、今後の日本の政治において重要な意味を持つでしょう。

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