第22航空群

海上自衛隊 第22航空群について

第22航空群は、海上自衛隊の航空集団隷下に属する航空部隊の一つで、長崎県大村市にある大村航空基地を拠点としています。この部隊は、日本の海域における防衛や警戒監視活動を担っており、特に哨戒ヘリコプターSH-60J/Kの運用に重点を置いています。

沿革

第22航空群は1987年12月1日に新編され、当初は第122航空隊や第123航空隊など複数の部隊で構成されていました。その後、幾度かの組織改編を経て、現在の形に至っています。

1987年12月1日：大村航空基地に「第22航空群」が新編。
1998年3月20日：第123航空隊が第124航空隊に改称。
1998年12月8日：第22支援整備隊が第22整備補給隊に改編。
2007年7月18日：第122航空隊にSH-60K哨戒ヘリコプターが配備開始。
2008年3月26日：大幅な体制移行による部隊改編。
第122航空隊、第124航空隊、佐世保地方隊大村航空隊を統合し、「第22航空隊」を新編。
呉地方隊小松島航空隊を編入し、「第24航空隊」に改編。
小月救難飛行隊のUH-60J救難ヘリコプターを移転し、「第72航空隊」を新編。
鹿屋救難飛行隊を編入し、「第72航空隊鹿屋航空分遣隊」に改編。
徳島救難飛行隊を編入し、「第72航空隊徳島航空分遣隊」に改編。
2015年8月31日：第72航空隊徳島航空分遣隊が廃止。
2018年3月23日：航空部隊の改編。
第22航空隊と第72航空隊の整備隊を統合し、第22機側整備隊を新編。
大村航空基地隊の警衛隊などを統合し、大村航空警備隊に改編。
小松島航空基地隊の警衛班を航空警備班に改編。
2018年4月2日：第72航空隊が廃止され、第22航空隊に第224飛行隊と鹿屋航空分遣隊が新編。
2022年2月14日：第22航空隊のUH-60Jが除籍、第224飛行隊が廃止。
2023年1月16日：第22航空群最後のUH-60Jが除籍、鹿屋航空分遣隊が廃止。
2023年1月17日：第24航空隊にSH-60K哨戒ヘリコプターが配備。

これらの変遷を経て、現在の第22航空群は、より効率的かつ効果的な運用体制を確立しています。

司令部編成

第22航空群の司令部は、大村航空基地内に設置されています。

航空群司令：海将補（二）が充てられる。
首席幕僚
幕僚
先任伍長

部隊編成

現在の第22航空群は、以下の部隊で構成されています。

第22航空隊（大村航空基地）
隊本部
第221飛行隊、第222飛行隊、第223飛行隊：SH-60J/SH-60Kを運用（コールサイン "WYVERN"）
第24航空隊（小松島航空基地）
隊本部
総務室、幕僚室、先任伍長室
第241飛行隊：SH-60J/SH-60Kを運用（コールサイン "SHADOW"）
第241整備補給隊：整備補給班、航空機整備班、装備整備班、補給班
小松島航空基地隊：小松島管理班、小松島航空警備班、小松島運航班、小松島通信班、小松島経理班、小松島厚生班、小松島衛生班
第22整備補給隊（大村航空基地）
隊本部
第22航空機整備隊、第22電子整備隊、第22武器整備隊、第22機側整備隊、第22補給隊
大村航空基地隊（大村航空基地）
隊本部
大村管理隊、大村航空警備隊、大村運航隊、大村経理隊、大村厚生隊、大村航空衛生隊

これらの部隊が連携し、日々の任務を遂行しています。

再編前の部隊編成

2008年3月25日以前の部隊編成は以下の通りです。

第122航空隊（大村航空基地）
隊本部
第122飛行隊：SH-60Jを運用（コールサイン "SNIPER"）
第122列線整備隊
第124航空隊（大村航空基地）
隊本部
第124飛行隊：SH-60Jを運用（コールサイン "GANNET"）
第124列線整備隊

主要幹部

（主要幹部に関する情報は、提供された資料には含まれていませんでした。）

まとめ

第22航空群は、海上自衛隊の重要な航空部隊であり、その歴史は幾多の変遷を経て現在の形に至っています。特に、SH-60J/K哨戒ヘリコプターを駆使し、日本の安全保障に貢献しています。今後の更なる発展と活躍が期待されます。

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