2023年の
日本フットボールリーグ(JFL)第25回大会は、
3月12日から
11月26日までの期間に開催されました。このリーグ戦では、Honda FCが4年ぶりに優勝を果たし、これで通算10回目のタイトル獲得となりました。キャッチフレーズ「熱気の嵐で染め上げろ!」の下、各チームが熱戦を繰り広げました。
参加クラブの動向
2022年シーズンのJFLの結果を受けて、
奈良クラブと
FC大阪が
J3リーグに参入しました。また、
全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2022での成績により、
ブリオベッカ浦安と
沖縄SVがJFLに昇格しました。特に浦安は2017年以来6年ぶり、沖縄は初のJFL参加となりました。その一方で、
FC神楽しまねは資金面の問題によりJFLから退会しました。
リーグの形式とレギュレーション
今シーズンは15チームによるリーグ戦が行われ、試合形式は
ホーム・アンド・アウェーの2回総当たりで、これは2012年以来11年ぶりとなります。各試合は90分で、勝者には勝ち点3、引き分けには双方に1、敗者には0の勝ち点が与えられます。
夏季期間の7月15日から8月31日までの試合では、WBGT(湿球黒球温度)にかかわらず、原則として飲水タイムが設けられました。ただし、各チームの合意によりWBGT値が基準を超えない場合は飲水タイムを設けないことも可能とされました。9月1日から10月1日までの試合でも飲水タイムの実施が決定しました。
大会日程と進行
大会の日程は2022年12月24日に発表され、シーズンは
3月12日から
11月26日まで続きました。特に重要なポイントとして、J3/JFL入れ替え戦の第1戦がJFLクラブのホームスタジアムで12月9日に予定されていましたが、最終的に
J3・JFL入れ替え戦は行われないことが確定しました。
2023シーズンにおいては、11月12日、Honda FCの勝利によりJ3自動昇格の可能性が消滅しました。また、
沖縄SVはJFL・地域リーグ入れ替え戦に回ることが決定し、結果的にJFL残留を果たしました。
個人記録と評価
シーズンの個人記録としては、得点ランキングやベスト11の発表が行われましたが、ハットトリックを達成した選手はいませんでした。個人表彰に関しては、2023年12月5日に発表され、リーグ戦を通じて各選手たちの活躍が評価されました。
昇格と降格のルール
JFLとJ3の入れ替えについては、2022年シーズン終了後にJ3のクラブ数が20に達したため、JFLリーグ戦の最終順位に基づく入れ替えが行われることになりました。これにより、JFL1位のクラブは自動昇格し、2位のクラブが入れ替え戦を行うルールが適用されました。
また、地域リーグからの昇格に関しては、全国地域サッカーチャンピオンズリーグでの成績が重要とされ、優勝クラブは自動的にJFL昇格とされます。
こうした動きの中で、JFLはサッカーの普及と競技水準向上に寄与し、観客の関心を集めるリーグリーグとして存在感を示しています。