第28回全国地域リーグ決勝大会

第28回全国地域リーグ決勝大会

第28回全国地域リーグ決勝大会は、2004年11月26日から12月5日までの期間に、鹿児島県、高知県、兵庫県で行われました。この大会は、現在の全国地域サッカーチャンピオンズリーグの前身にあたるもので、地域リーグの強豪チームが集結し、JFL昇格を目指して熱い戦いを繰り広げました。

概要と形式

大会には12チームが参加し、3チームずつ4つのグループに分かれて、1次ラウンドが行われました。各グループの上位1チームは決勝ラウンドに進出し、ここで4チームによる総当たり戦が実施されました。もともとは、1位チームが日本フットボールリーグ（JFL）16位と、2位チームが15位とそれぞれ入れ替え戦を行う予定でしたが、JFLの状況が変わったことにより、上位3チームが自動的にJFLに昇格することになりました。

試合は完全決着方式が採用されており、90分間のプレーで同点の場合はPK戦に突入しました。勝利チームは3ポイント、PK戦で勝利した場合は2ポイント、PK戦で敗北したチームには1ポイント、試合時間内に敗れた場合は0ポイントが与えられます。また、ポイントの合計や得失点差、総得点などに基づいて順位が決定されます。これにより、緊迫した試合展開が見られました。

会場

大会は鹿児島、高知、兵庫の三つの県で行われ、各地のスタジアムで熱戦が繰り広げられました。1次ラウンドや決勝ラウンドは、各グループのチームがそれぞれの地域で戦いを繰り広げ、一筋縄ではいかない試合が続いたことが特徴です。

出場チーム

出場した12チームは、各地域リーグの上位チームなどが選出されました。

• - 北海道1位: ノルブリッツ北海道FC
• - 東北1部1位: TDK
• - 関東1部1位: ホンダルミノッソ狭山FC
• - 関東1部2位: 海自厚木基地マーカス
• - 北信越1部1位: 金沢SC
• - 東海1部1位: 矢崎バレンテFC
• - 東海1部3位: 静岡FC
• - 関西1部1位: AS.Laranja Kyoto
• - 中国1位: 三菱自動車水島
• - 四国1位: 南国高知FC
• - 九州1位: ホンダロック
• - 流通経済大学（大学サッカー連盟から推薦されたチーム）

なお、東海1部2位の中京大学FCは出場を辞退しました。Jリーグ加盟を目指すクラブに対する優遇措置は、該当するチームがありませんでした。

試合スケジュールと展開

1次ラウンドでは、各グループの合計試合が行われ、ここでの戦績が決勝ラウンドへの足がかりとなります。その後の決勝ラウンドでは、勝利を目指すチーム同士の闘いが相まみえ、各チームが持てる力を発揮しました。

この大会を通じて、全国の地域リーグチームが一堂に会し、JFL昇格を目指す真剣な戦いが繰り広げられました。サッカーの魅力と地域リーグの重要性を再認識させる大会となったことは、参加した多くの選手やサポーターにとって特別な経験となったことでしょう。

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