第29回全国地域リーグ決勝大会

第29回全国地域リーグ決勝大会

第29回全国地域リーグ決勝大会は、2005年11月25日から12月4日にかけて、熊本県、高知県及び岡山県で行われました。この大会は、後に全国地域サッカーチャンピオンズリーグと呼ばれる大会の原点となるものです。

概要

大会には13のチームが参加し、これらは3チームと4チームの4つのグループに分かれて、総当たり戦の1次ラウンドを実施しました。各グループの上位1チームが決勝ラウンドに進出し、決勝ラウンドでは4チームが総当たり形式で戦いました。最初の計画では、1位と2位チームが日本フットボールリーグ（JFL）に自動昇格する予定だったものの、愛媛FCが前年のJFLで優勝したため、実際には3位までのチームが昇格することになりました。

試合は、前後半90分で行われ、同点の場合はPK戦に突入する完全決着方式が採用されました。勝者には試合時間内の勝利で3点、PK戦での勝者には2点、PK戦での敗者には1点、試合時間内での敗者には0点が与えられ、勝ち点に応じて順位が決定しました。また、勝ち点合計、得失点差、総得点数、当該チーム間の結果などの条件で順位を確定しました。それでも決着がつかない場合は、1位と2位だけの場合に順位決定戦が行われました。

会場

大会は熊本県、高知県、岡山県の各地で行われました。各地のスタジアムでは、多くのサッカーファンが訪れ、熱戦に歓声を送りました。

出場チーム

以下の基準に従って選出された13チームが参加しました。まず、2005年度の各地域リーグから上位チームが選ばれました（ただし、前回決勝ラウンドに進出した地域からは2チームの出場が認められました）。

• - 北海道1位：ノルブリッツ北海道FC
• - 東北1部1位：TDKサッカー部
• - 東北1部2位：グルージャ盛岡
• - 関東1部1位：ホンダルミノッソ狭山フットボールクラブ
• - 関東1部2位：ジェフユナイテッド市原・千葉アマチュア
• - 北信越1部1位：長野エルザサッカークラブ
• - 東海1部1位：静岡フットボールクラブ
• - 関西1部1位：バンディオンセ神戸
• - 中国1位：佐川急便中国支社サッカー部
• - 中国2位：ファジアーノ岡山フットボールクラブ
• - 四国1位：南国高知フットボールクラブ
• - 九州1位：ロッソ熊本
• - 九州2位：FC琉球

また、JFL入りを希望する大学サッカー連盟所属のチームは参加が認められる場合がありますが、この大会では該当するチームはありませんでした。Jリーグ加盟を目指すクラブについても、特別扱いが承認されるチームが必要でしたが、この大会でも該当なしでした。

試合スケジュール

試合スケジュールは1次ラウンドと決勝ラウンドに分かれており、各グループごとに試合が行われました。各試合の結果は後に公式に発表され、ファンたちの間で話題となりました。

出典

本大会に関する詳細情報や結果については、日本サッカー協会にて公表されています。特に、2018年12月1日に発表されたPDFデータは多くの情報を提供しています。

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