第29回全日本女子サッカー選手権大会

第29回全日本女子サッカー選手権大会

第29回全日本女子サッカー選手権大会（2007年12月2日～2008年1月1日）は、日本女子サッカーリーグの16チームを含む32チームが参加し開催されました。この大会では、なでしこリーグディビジョン1の8チームがFIFA女子ワールドカップの日程に伴い、12月9日まで試合が組まれていたため、3回戦からの参加となりました。また、12月15日には「なでしこリーグ2007 一部二部入替戦」が控えており、2回戦と3回戦の間には他の試合よりも長い時間が設けられました。

準々決勝と準決勝の結果

大会の進行において、準々決勝ではなでしこリーグの上位4チームである日テレ・ベレーザ、浦和レッドダイヤモンズ・レディース、TASAKIペルーレFC、INACレオネッサが順調に勝ち進み、準決勝に進出しました。準決勝では、両チームの本拠地が神戸市のTASAKIペルーレFCとINACレオネッサが対戦し、ペルーレFCが見事に3大会連続8度目の決勝進出を決めました。また、日テレ・ベレーザは浦和レッドダイヤモンズ・レディースを大差で下し、2大会ぶり14回目の決勝舞台へ進みました。

決勝戦の結果

決勝戦では、これまで5回対戦してきたペルーレFCとベレーザが再び激突しました。試合は前後半にそれぞれ1点を入れた日テレ・ベレーザが勝利し、2大会ぶり8度目の優勝を達成しました。この結果により、日テレ・ベレーザは清水第八スポーツクラブを超えて、大会史上最多の優勝チームとなりました。

成績

大会の最終結果は以下の通りです。

• - 優勝：日テレ・ベレーザ
• - 準優勝：TASAKIペルーレFC
• - 第3位：浦和レッドダイヤモンズ・レディース、INACレオネッサ

出場チーム一覧

出場チームはなでしこリーグ（ディビジョン1および2）から選ばれました。以下はそのリストです。

• - ディビジョン1

- 日テレ・ベレーザ
- TASAKIペルーレFC
- 浦和レッドダイヤモンズ・レディース
- INACレオネッサ
- 岡山湯郷Belle
- アルビレックス新潟レディース
- 伊賀フットボールクラブくノ一
- 大原学園JaSRA女子サッカークラブ

• - ディビジョン2

- 東京電力女子サッカー部マリーゼ
- ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
- 福岡J・アンクラス
- スペランツァF.C.高槻
- ASエルフェン狭山FC
- バニーズ京都サッカークラブ
- 清水第八プレアデス
- ルネサンス熊本フットボールクラブ

• - 地域代表（各地域から選抜された高校など）

- 北海道文教大学明清高等学校 (札幌市)
- 常盤木学園高等学校 (宮城県)
- 日テレ・メニーナ (東京都)
- 福井工業大学附属福井高等学校 (福井県)
- 藤枝順心高等学校 (静岡県)
- 日ノ本学園高等学校 (兵庫県)
- 吉備国際大学女子サッカー部 (岡山県)
- Kochi ganador FC (高知県)
- 鳳凰高等学校 (鹿児島県)

開催方式と試合規定

試合は各ラウンドごとに異なる時間で行われました。具体的には、1回戦～3回戦は80分（40分ハーフ）、準々決勝以降は90分（45分ハーフ）で行われました。延長戦が必要な場合は、1回戦〜準決勝は20分の延長戦を行い、それでも決着がつかない場合はPK戦が行われました。決勝戦は延長戦なしでPK戦により勝者を決定しました。

入場料と試合会場

入場料に関しては、1回戦から3回戦は無料で、準々決勝、準決勝、決勝は有料でした。また、試合会場は全国各地の陸上競技場やサッカー専用競技場が使用されました。特に決勝戦は国立霞ヶ丘競技場陸上競技場で行われ、多くの観客が集まる中での盛大な試合となりました。

この大会は女子サッカーの魅力を広める大きな舞台となり、多くのファンの期待を背負って熱戦が繰り広げられました。

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