第3回気候変動枠組条約締約国会議

第3回気候変動枠組条約締約国会議（COP3）

1997年12月、日本の京都府京都市にある国立京都国際会館において、第3回気候変動枠組条約締約国会議（COP3）が開催されました。この会議は、地球温暖化問題に対処するため、温室効果ガス排出規制に関する国際的な合意形成を目指した重要な国際会議であり、気候変動枠組条約が発効して以来、毎年開催されている締約国会議（COP）の3回目の会合にあたります。

COP3は、一般に「京都会議」や「地球温暖化防止京都会議」とも呼ばれています。この会議の最大の成果は、先進国に対して温室効果ガスの排出削減目標を義務付けた「京都議定書」が採択されたことです。

京都議定書

京都議定書では、先進国に対し、具体的な温室効果ガス削減目標が設定されました。具体的には、2008年から2012年までの5年間で、1990年比で日本は-6%、アメリカは-7%、欧州連合(EU)は-8%の削減目標が定められました。これらの数値目標は、京都議定書の第3条に温室効果ガスの抑制目標として、また第4条では国別の具体的な目標値（Annex B）として明記されています。

この京都議定書は、地球温暖化対策における法的拘束力のある国際的な枠組みとして、その後の国際交渉や各国の政策に大きな影響を与えました。しかし、アメリカが後に離脱するなど、課題も残されました。

会議の運営

COP3は、関西地区の産学共同で会議の様子がインターネットで中継・オンデマンド配信され、広く一般に公開されました。

関連項目

地球温暖化
京都議定書目標達成計画

外部リンク

NHKアーカイブス 地球温暖化防止京都会議 （1997年） - 日本放送協会（NHK）
地球温暖化防止京都会議 (COP3) - 環境省

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