第30回全国地域リーグ決勝大会

第30回全国地域リーグ決勝大会の概要

2006年11月24日から12月3日まで、長崎県、高知県、埼玉県、大分県の4県で開催された第30回全国地域リーグ決勝大会は、サッカーの地域大会の集大成として位置付けられるイベントでした。この大会には全国から選ばれた13チームが参加しました。

大会の形式

大会は、まず1次ラウンドが行われました。参加した13チームは、3チームと4チームの4つのグループに分かれ、各チームが総当たりで戦う方式を採用しました。各グループから勝ち点が高い1位のチームが決勝ラウンドに進出し、その後は4チームによるリーグ戦が行われました。

当初、1位と2位のチームは日本フットボールリーグ（JFL）下位クラブとの入れ替え戦に進む予定でした。しかし、同じ年に佐川急便東京SCと佐川急便大阪SCとの合併が行われたため、最終的に優勝チームは自動昇格、2位のチームは入れ替え戦進出となることが決まりました。

試合の決着方式

大会の際には完全決着方式が採用されており、1次ラウンド・決勝ラウンドの両方で、試合が終了して同点の場合にはPK戦を行いました。勝ち点は試合時間内の勝者には3点、PK戦で勝利した場合には2点、PK戦で敗れたチームには1点、試合時間内の敗者には0点が付与されるというルールが設けられていました。順位は勝ち点合計から得失点差、総得点数、当該チーム間の対戦結果の順で決定されました。もしそれでも順位が決まらない場合、1位・2位を決定するための順位決定戦が行われることもありました。

出場チーム

大会には、各地域リーグの優勝チームが9チーム参加しました。具体的には、

• - 北海道：ノルブリッツ北海道FC
• - 東北1部：TDKサッカー部
• - 関東1部：NPO横浜スポーツ&カルチャークラブ
• - 北信越1部：JAPANサッカーカレッジ
• - 東海1部：FC岐阜
• - 関西1部：バンディオンセ神戸
• - 中国：ファジアーノ岡山フットボールクラブ
• - 四国：カマタマーレ讃岐
• - 九州：V・ファーレン長崎

また、前回大会の決勝ラウンドに進出した地域リーグのチームから1チーム、JFL入りを希望する大学サッカー連盟からは推薦チームが選ばれることとなり、さらに全国社会人サッカー選手権大会の優勝チームも出場権を持つことができました。

結果の報告と意義

この大会は地域発展とそのレベルの向上を目的としており、サッカー界における重要な位置を占めます。優勝したのはV・ファーレン長崎であり、これにより他の地域リーグのチームにとっても大きな刺激となったことでしょう。

全国地域リーグ決勝大会は、今後も地域サッカーの発展を牽引する役割を果たし続けることでしょう。

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