1951年1月、西宮球技場で行われた第30回
全国高等学校ラグビーフットボール大会は、特別な意味を持つ大会でした。この大会では、参加校数が従来の8校から16校に増加し、より多くの学校が競い合う機会が与えられました。この変更は、第35回大会まで継続され、予選なしで前年度の優勝校が次回大会に出場できるというシステムも導入されました。このルールは、第62回大会まで続くこととなります。
参加校の概要
大会には、以下の16校が参加しました。
- - 北見(北海道): 2年ぶり2回目の出場
- - 高松(岩手県): 初の出場
- - 金足農(秋田県): 初めての出場
- - 高崎(群馬県): 2年連続2回目
- - 千歳(東京都): 2年ぶり2回目
- - 富山南部(富山県): 初出場
- - 一宮(愛知県): 2年ぶり3回目
- - 同志社(京都府): 4年ぶり20回目の出場
- - 天王寺(大阪府): 2年連続11回目
- - 村野工(兵庫県): 2年連続4回目
- - 崇徳(広島県): 2年ぶり10回目の出場
- - 川島(徳島県): 初出場
- - 嘉穂(福岡県): 9年ぶり2回目の出場
- - 佐賀(佐賀県): 初めての出場
- - 甲南(鹿児島県): 初出場
- - 前年度優勝校の秋田工(秋田県): 5年連続17回目
試合結果
1回戦
- - 佐賀 0 - 37 秋田工
- - 富山南部 0 - 58 村野工
- - 高松 0 - 6 嘉穂
- - 甲南 3 - 6 一宮
- - 高崎 8 - 9 同志社
- - 北見 14 - 0 川島
- - 金足農 15 - 3 崇徳
- - 千歳 3 - 20 天王寺
2回戦
- - 秋田工 13 - 3 村野工
- - 嘉穂 17 - 0 一宮
- - 同志社 6 - 19 北見
- - 金足農 6 - 29 天王寺
準決勝
- - 秋田工 17 - 5 嘉穂
- - 北見 5 - 8 天王寺
決勝
天王寺はこの大会で5大会ぶりに2回目の優勝を達成しました。最終的なスコアは、天王寺 8 - 0 秋田工でした。
参考文献
大会の詳細な記録は、「日本ラグビー2005平成16年~平成17年公式戦主要記録」に掲載されています(ISBN 4-583-03863-1)。さらに、歴代優勝校については大会公式サイト(毎日放送)で確認できます。