第32回全国地域サッカーリーグ決勝大会

第32回全国地域サッカーリーグ決勝大会について

第32回全国地域サッカーリーグ決勝大会は、2008年11月22日から11月30日まで、福岡県、高知県、鳥取県、沖縄県の4つの県で行われました。この大会は、地域サッカーの頂点を決める重要なイベントであり、現在の全国地域サッカーチャンピオンズリーグの前身として位置付けられています。

概要

今大会は、名称が「全国地域リーグ決勝大会」から「全国地域サッカーリーグ決勝大会」に改称されたことが特徴的です。参加チームは16チームで、4つのグループに分けられ、それぞれのチームが総当たり戦を行いました。各グループから勝ち上がった1位チームが決勝ラウンドに進出し、さらにその中でリーグ戦が展開されました。

当初の計画では、1位と2位のチームが日本フットボールリーグ（JFL）への自動昇格を果たされる予定でしたが、この年JFLに3チームが新たに加入したことにより、最終的には上位3チームが昇格を果たしました。

試合は90分の前後半制で行われ、同点の場合はPK戦が実施されることがルールとして定められていました。この方式により、試合時間内に勝利した場合は3ポイント、PK戦による勝者は2ポイント、PK戦で敗れた場合は1ポイント、試合時間内で負けた場合は0ポイントが割り当てられ、これらを基に「勝ち点合計」、「得失点差」、「総得点数」、「直接対戦の結果」の順で順位が決定される仕組みでした。

会場

この大会は、四つの開催地である福岡高知、鳥取および沖縄で、1次ラウンドと決勝ラウンドがそれぞれ行われました。試合の会場は、地元のサッカースタジアムや公認施設などが使用され、各地域のサッカーファンが熱い声援を送る場となりました。

出場チーム

16チームの選出は、2008年度の各地域リーグの優勝チームからの参加が中心となりました。以下の9チームが優勝チームとして出場したのです：

• - 北海道：ノルブリッツ北海道FC
• - 東北1部：グルージャ盛岡
• - 関東1部：FC町田ゼルビア
• - 北信越1部：AC長野パルセイロ
• - 東海1部：静岡FC
• - 関西1部：バンディオンセ加古川
• - 中国：レノファ山口
• - 四国：カマタマーレ讃岐
• - 九州：沖縄かりゆしFC

さらに、前回大会で決勝ラウンドに進出した地域リーグ選出チームの所属地域から各1チームも招待され、関西1部2位のアイン食品、東北2位の佐川急便中国、九州2位のV・ファーレン長崎が参加しました。さらに、地域リーグから出場権を得ていない各地域の全国社会人選手権大会上位チームからも出場が決まり、最終的には合計16チームが出揃いました。

しかし、大会直前にNECトーキンが経営不振を発表し出場を辞退したため、代わりに松本山雅FCが繰り上げで参加することになりました。

結果

この大会を通じて、サッカーの地域リーグの重要性が再確認され、また数々のドラマが展開される中で、上位3チームが見事にJFLへの道を切り開いたことも、この大会の大きな成果でありました。これにより、地域サッカーの競争はさらに活発化し、次世代の選手たちが活躍する舞台が広がっていくことが期待されます。

外部リンク

• - 日本サッカー協会・第32回全国地域サッカーリーグ決勝大会

もう一度検索