第32回社会人野球日本選手権大会

第32回社会人野球日本選手権大会概要

2005年11月19日から27日まで、大阪ドームにて開催された第32回社会人野球日本選手権大会。今大会は、夏の都市対抗野球を制した三菱ふそう川崎が出場したものの、早々に2回戦で敗退し、夏秋連覇を達成するチームは現れなかった。また、前回優勝を果たしたJFE西日本も同様に2回戦で姿を消し、連覇はならなかった。

今大会では、初めて参加するチームは伯和ビクトリーズのみで、これに対して硬式野球クラブ「東海REX」は、企業チームだった新日本製鐵名古屋から広域複合企業チームへと変更してから初の参加となった。

大会は、トーナメント形式で進行し、松下電器が再び王座に君臨することとなった。松下電器は、特に決勝戦において大阪勢同士の一戦を制し、延長11回に及ぶ激闘の末に2度目の優勝を達成した。今大会に入る前、松下電器はNOMOベースボールクラブによって都市対抗出場権を奪われる屈辱を味わったが、秋の王者としてその名を再び冠した。

出場チーム

出場したチームには、以下のような名門チームが含まれていました:

• - 松下電器
• - JFE西日本
• - 三菱ふそう川崎
• - 九州三菱自動車
• - その他の企業チーム

大会は、1回戦から決勝までを経て、多くの名勝負が繰り広げられました。特に、決勝戦の松下電器対JFE西日本戦は、両チームの熱戦が展開され、観客を沸かせました。

決勝の詳細

決勝戦は11月27日に行われ、延長11回に突入する壮絶な試合展開が行われました。最終的には松下電器が勝利し、山本隆司投手が勝利の立役者となり、松下電器は5年ぶりの優勝を果たしました。

表彰選手

大会において以下の選手が優秀な成績を収めました:

• - 最高殊勲選手賞: 山本隆之（松下電器）
• - 敢闘賞: 岸田護（NTT西日本）
• - 打撃賞: 吉田憲一郎（松下電器）
• - 首位打者賞: 重石勝司（九州三菱自動車、.667）

大会の記録

今大会ではいくつかの記録も樹立されました。例えば、九州三菱自動車が2回戦において、ホンダ鈴鹿戦で「毎回安打」を達成。また、松下電器も準決勝で同様に記録を達成しました。

• - 1イニング最多三塁打: 2（タイ記録）
• - 1試合チーム最多犠打: 6（タイ記録）

このように、第32回社会人野球日本選手権大会は、激しい戦いと数多くのドラマが詰まった大会であり、参加チームや選手たちの活躍が光る素晴らしいシーズンとなりました。

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