第34回
全国高等学校野球選手権大会は、1952年
8月13日から
8月20日までの期間、兵庫県にある甲子園球場にて開催された
全国高等学校野球選手権大会です。
概要
この大会は、高校野球の歴史において重要な転換期となりました。具体的には、以下の2つの点が挙げられます。
背番号の導入: それまで選手を識別するものがなかった高校野球において、この大会から背番号が導入されました。これにより、観客や報道関係者は選手を容易に識別できるようになり、大会の注目度を高める一因となりました。
民放ラジオ中継の開始: 朝日放送(ABCラジオ)による実況中継が開始されました。これにより、球場に足を運べない多くのファンがラジオを通じて試合の模様を楽しめるようになり、高校野球の人気を全国に広める上で大きな役割を果たしました。
代表校
全国各地の予選を勝ち抜いた代表校が甲子園に集結し、熱戦を繰り広げました。
試合結果
以下に、大会の試合結果を詳細に記載します。
1回戦
松山商 10 - 4 津久見
愛知 2 - 1 三池(延長11回)
函館西 0 - 0 岐阜工(延長12回・日没引き分け)
函館西 7 - 1 岐阜工(再試合)
水戸商 5 - 0 都留
成田 2 - 0 山城
新宮 1 - 0 法政二
芦屋 12 - 1 山形南
2回戦
八尾 6 - 0 盛岡商
日大三 4 - 0 境
柳井商工 3 - 0 松商学園
長崎商 2 - 0 敦賀
松山商 3 - 1 鳴門
芦屋 2 - 0 新宮
成田 6 - 3 水戸商
函館西 7 - 3 愛知
準々決勝
長崎商 1 - 0 日大三(延長11回)
芦屋 2 - 0 柳井商工
八尾 4 - 0 松山商
成田 4 - 1 函館西(延長15回)
準決勝
八尾 1 - 0 長崎商
芦屋 3 - 0 成田
決勝
8月20日
その他の主な出場選手
この大会に出場した選手の中には、後にプロ野球界で活躍する者もおり、彼らの活躍は高校野球ファンにとって大きな喜びとなりました。
関連項目
第24回選抜高等学校野球大会
外部リンク
*
第34回全国高等学校野球選手権大会