第35回全日本大学サッカー選手権大会

第35回全日本大学サッカー選手権大会の概要

1986年11月27日から30日にかけて行われた第35回全日本大学サッカー選手権大会は、日本の大学サッカーの最高峰を決定する重要なイベントです。この大会には、9地域から選出された15校と総理大臣杯を制したチームが参加し、熱戦が繰り広げられました。

大会の日程

この大会は順を追って進行しました。1回戦は11月27日に行われ、続いて28日には準々決勝、29日には準決勝、そして30日には決勝戦と三位決定戦が行われました。試合は主に西が丘サッカー場で行われ、他に駒沢競技場、江戸川区陸上競技場、大宮サッカー場も利用されました。

出場大学

大会には多くの大学が参加しました。特に注目されたのは、総理大臣杯を制した大阪体育大学や、伝統ある早稲田大学です。参加校の中には、以下のような大学がありました：

• - 大阪体育大学（総理大臣杯優勝・2年連続9回目）
• - 札幌大学（北海道代表・2年ぶり18回目）
• - 仙台大学（東北代表・2年ぶり8回目）
• - 東海大学（関東第1代表・初）
• - 早稲田大学（関東第2代表・2年連続16回目）
• - 順天堂大学（関東第3代表・2年ぶり3回目）
• - 国士舘大学（関東第4代表・3年連続5回目）
• - 金沢大学（北信越代表・2年ぶり12回目）
• - 愛知学院大学（東海代表・3年連続8回目）
• - 同志社大学（関西第1代表・2年連続8回目）
• - 大阪商業大学（関西第3代表・7年連続18回目）
• - 京都産業大学（関西第4代表・2年ぶり3回目）
• - 島根大学（中国代表・3年ぶり4回目）
• - 高知大学（四国代表・3年連続4回目）
• - 福岡大学（九州代表・2年連続14回目）
• - 九州産業大学（九州代表・2年ぶり17回目）

試合日程・結果

各ラウンドにおいて、参加校は勝ち上がりを目指して戦いました。初戦や準々決勝、そして準決勝では、各校が持ち得るサッカー技術を駆使し、観客を魅了しました。最終的には、早稲田大学が決勝に進出し、優勝を果たすことになります。特に印象的だったのは、早稲田大学が8年ぶりとなるタイトルを手に入れたことです。

主な出場選手

大会では、多くの優れた選手たちがプレーしました。早稲田大学の松山吉之や大榎克己、東海大学の前田治や石末龍治、国士舘大学の柱谷哲二などが特に注目されました。これらの選手たちは、技術と戦略を駆使してチームを勝利へと導く重要な役割を果たしました。

結果とその影響

優勝した早稲田大学は、この勝利を機にさらなる発展を遂げ、若手選手たちにとっても良き手本となりました。大会を通じて得られた経験や技術は、今後の選手たちの成長に寄与することになるでしょう。このように、全日本大学サッカー選手権大会は単なる競技だけでなく、日本の大学サッカー界全体の発展に寄与する重要なイベントであるのです。

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