第35回日本ハンドボールリーグ

第35回日本ハンドボールリーグ（2010-11年シーズン）

この項目では、2010-2011年の日本ハンドボールリーグについての詳しい情報をお届けします。このシーズンは、男子リーグと女子リーグがそれぞれ熱い戦いを繰り広げ、大崎電気と北國銀行が1位を獲得しました。

概要

シーズンは、男子が2回戦14試合、女子が3回戦15試合で行われ、総当たり戦の形式で進行しました。しかし、2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響で、プレーオフは中止となり、レギュラーシーズンの結果がそのまま最終順位となりました。

できごと

リーグ開始前の動き

• - 8月9日、広島メイプルレッズは韓国リーグの呉成玉選手を追加登録しました。
• - 8月16日、トヨタ車体が坪根敏宏コーチを採用しました。また、三重バイオレットアイリスも高木寛子選手を新たに登録しました。
• - リーグが始まる前から、選手たちの動きが活発であったことが伺えます。

リーグ開始と注目の試合

• - 2010年9月4日にリーグが開幕しました。
• - 9月5日の試合では、北陸電力対豊田合成戦での南出高士選手が失格となるなど、早々に波乱がありました。
• - 9月12日、大同特殊鋼の末松誠選手が対豊田合成戦で100試合連続得点を達成したり、北國銀行の上町史織選手が600得点目を記録したりと、選手たちが記録を次々と更新していきました。

このような特別な瞬間が、リーグを盛り上げていきました。

主な選手の成績

9月は好調な選手が多く、広島メイプルレッズの選手達も相次いで記録を打ち立てました。特に、9月25日には呉成玉選手が700得点を達成し、9月26日にはトヨタ車体の門山哲也選手が400得点を記録しました。

シーズンの転機

シーズンは順調に進んでいましたが、2011年3月11日の東日本大震災が発生し、大きな影響を及ぼしました。プレーオフを中止する決定が下された結果、レギュラーシーズンの順位がそのまま最終順位となりました。

最終的に、男子リーグでは大崎電気が6年ぶりの優勝を果たし、女子リーグでは北國銀行が初めての栄冠を手にしました。このような結果は、選手たちの日々の努力とチーム全体の連携があってこそのものでした。

参加チーム

このシーズンには、男子リーグと女子リーグそれぞれにさまざまなクラブが参加しました。新たに加入した選手たちも多く、シーズン中に活躍した選手たちの存在が、リーグの魅力を一層引き立てました。

チャレンジ・ディビジョン

同シーズンでは第2回チャレンジ・ディビジョンも開催され、男子リーグに10チームが参加しました。これにより、より多くのチームにとって競技の場が提供され、プレーの幅を広げることにつながりました。

総括

2010-11年シーズンの日本ハンドボールリーグは、数々のドラマと記録が生まれたシーズンでした。特に、震災の影響を受けつつも選手たちが誇り高く戦い抜いた姿には、多くの感動がありました。このシーズンを通じて、ハンドボール界全体の一致団結を感じることができました。

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