第36回全国地域サッカーリーグ決勝大会

第36回全国地域サッカーリーグ決勝大会

第36回全国地域サッカーリーグ決勝大会（以下、決勝大会）は、2012年11月16日から12月2日まで福島県、高知県、大分県、長崎県の各地で開催されました。この大会は、日本国内の地域サッカークラブによる競技会であり、現代の全国地域サッカーチャンピオンズリーグにあたります。

大会の概要

決勝大会では、前年と同様の基本形式が採用されましたが、日本サッカー協会（JFA）によるJリーグ加盟クラブに対する優遇策が撤廃されました。これによって、特定のクラブが自動的に優遇されることはなくなりました。ただし、SC相模原は関東リーグ1部での優勝により、出場権を得ています。また、全国社会人サッカー選手権大会からの出場枠が2チームから3チームに増加しました。

当初、地域リーグと日本フットボールリーグ（JFL）との入れ替えのルールは、通常通り「JFLの17・18位のクラブと、本大会の1・2位のクラブが自動入れ替え、16位と3位が入れ替え戦」とされていました。しかし、シーズン開始前にアルテ高崎が退会したため、JFLの17位が自動降格となり、16位が入れ替え戦に回ることになりました。さらに、SAGAWA SHIGA FCのJFLからの撤退が決定したため、自動降格がなくなり、17位が入れ替え戦対象となりました。これに対し、本大会の上位2チームは自動昇格し、3位は入れ替え戦へ進出するというルールは例年通りでした。

開催会場

決勝大会は、福島県、高知県、大分県、長崎県という4つの地域で分散して実施されました。試合は1次ラウンドと決勝ラウンドに分かれ、各地域リーグの強豪チームが集まりました。

出場チーム

2012年度の出場チームは、次のように選ばれました：

• - 各地域リーグの優勝クラブ（9チーム）

- 北海道：ノルブリッツ北海道
- 東北1部：福島ユナイテッドFC
- 関東1部：SC相模原
- 北信越1部：サウルコス福井
- 東海1部：FC鈴鹿ランポーレ
- 関西1部：アミティエSC
- 中国：デッツォーラ島根E.C
- 四国：FC今治
- 九州：FC KAGOSHIMA

• - 第48回全国社会人サッカー選手権大会からのクラブ（最大3チーム）

- 1位：FC KOREA（関東1部）
- 3位：ファジアーノ岡山ネクスト（中国）
- 4位：バンディオンセ加古川（関西1部）

出場枠に満たない場合は、全国社会人サッカー連盟加盟登録チームの数に基づいて補充が行われました。2012年度は補充が必要なく、12チームが揃いました。

試合スケジュールと成績

大会は1次ラウンドと決勝ラウンドに分けられ、各グループの成績に基づいて次のステージに進むチームが決定されました。各グループの2位の中から、成績最上位のチームが決勝ラウンドへの出場権を手にしました。順位は勝点、得失点差、総得点数、PK戦の結果に基づいて決定されました。

最終的に、SC相模原が決勝ラウンドに進出し、この大会で優勝を果たしました。優勝チームは自動的に日本フットボールリーグ（JFL）に昇格し、2位の福島ユナイテッドFCもJFL昇格が決まりました。ノルブリッツ北海道は3位となり、JFLとの地域リーグ入れ替え戦に進出しました。4位のファジアーノ岡山ネクストは地域リーグに残留しました。

結果

• - 優勝：SC相模原
• - 2位：福島ユナイテッドFC
• - 3位：ノルブリッツ北海道
• - 4位：ファジアーノ岡山ネクスト

この大会は、地域サッカーの発展を促進する貴重なイベントとなり、多くのファンやクラブにとって思い出深いものとなりました。

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