第36回全国高等学校ラグビーフットボール大会

第36回全国高等学校ラグビーフットボール大会

1956年12月30日から1957年1月7日までの間、西宮球技場で行われた第36回全国高等学校ラグビーフットボール大会は、多くの期待を背負って開催されました。この大会の特徴として、この年から32校が参加したことが挙げられます。これは、日本ラグビー協会が体育協会から脱退し、国体に不参加となることで、代わりに設けられた措置でした。なお、この決定により各校に多くの刺激を与え、ラグビーの普及に寄与することとなりました。

大会のスケジュールは以下のように組まれていました:

• - 1回戦: 12月30日
• - 2回戦: 1月1日
• - 準々決勝: 1月3日
• - 準決勝: 1月5日
• - 決勝: 1月7日

試合の時間は全ての試合で25分ハーフとされ、もし試合が同点で終了した場合は、次回進出校を決定するための抽選が行われました。これにより、緊迫した試合が数多く生まれました。

出場校と試合結果

この大会には、様々な学校から選ばれた代表チームが参加しました。1回戦や2回戦でも多くのドラマが繰り広げられ、特に逆転劇や接戦が多かったといいます。準々決勝では、名門校同士の対戦が見られ、観客たちを魅了しました。この中で、特に注目を集めたのは秋田工業高校と盛岡工業高校の対戦です。

準決勝

準決勝では、秋田工業高校が仙台工業高校を8 - 0で下し、盛岡工業高校が福岡工業高校に11 - 0で勝利を収めました。これにより、両校が決勝へと進出することが決まりました。

決勝戦

1月7日に行われた決勝戦では、秋田工業高校と盛岡工業高校が顔を合わせました。この試合は非常に白熱したもので、最終的に秋田工業高校が14 - 3で勝利を収め、2年連続で9回目の優勝という偉業を達成しました。秋田工業の選手たちは、その力強いプレーで観客を魅了し、勝利の瞬間を迎えました。

この大会は、単なるスポーツのイベントにとどまらず、多くの人々に感動や喜びを与える重要な意味を持っていました。大会を通じて培われた競技者たちの友情やライバル関係は、今後の日本ラグビー界を支える大きな資産となることでしょう。

参考文献

大会に関する詳細なデータは、日本ラグビー2005を基にしています。この資料では、平成16年から平成17年までの公式戦の主要記録が掲載されており、過去の試合を振り返る貴重な情報源となっています。また、大会の歴代優勝校については、毎日放送の大会公式サイトに詳しい情報が掲載されています。

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