第37回全国地域サッカーリーグ決勝大会

第37回全国地域サッカーリーグ決勝大会

第37回全国地域サッカーリーグ決勝大会は、2013年11月8日から11月24日までの間に、青森県、兵庫県、山口県、新潟県の4つの地域で開催されました。この大会は、現在の全国地域サッカーチャンピオンズリーグに相当するものであり、地域サッカーの頂点を競う重要なイベントです。

大会の概要

今回の大会では、前年度と同様のレギュレーションが適用されましたが、特に日本フットボールリーグ（JFL）への昇格条件が大きく変更されました。これまでの形式では2チームが自動昇格し、1チームが入れ替え戦に挑む形でしたが、今年からは大会の上位3チームがJFLに自動昇格することが定められました。この変更は翌年発足するJ3リーグへのJFLチームを補充するための措置です。さらに、J3リーグに参入するクラブの選考にもこの大会の成績が参照されることになっています。

また、出場チームの中には、特に注目すべきクラブがあります。グルージャ盛岡は東北リーグ1部での優勝により、本大会への出場を決定しました。さらに、レノファ山口FCは第49回全国社会人サッカー選手権大会において見事に優勝し、3位での出場権を獲得しました。これに対し、アスルクラロ沼津は残念ながら大会への出場を逃しました。

茨城県リーグ1部のジョイフル本田つくばFCも全社で4位入賞を果たし、本大会への出場権を獲得しました。ただし、リリースによると、同チームはスタジアムの問題から昇格を目指さない意向を示しました。

出場チーム

大会には、以下のチームが出場しました：

• - 北海道: ノルブリッツ北海道
• - 東北1部: グルージャ盛岡
• - 関東1部: FC KOREA
• - 北信越1部: サウルコス福井
• - 東海1部: マルヤス工業
• - 関西1部: FC大阪
• - 中国: ファジアーノ岡山ネクスト
• - 四国: FC今治
• - 九州: ヴォルカ鹿児島
• - 全国社会人サッカー選手権からの出場チーム:

- 1位: レノファ山口FC
- 4位: ジョイフル本田つくばFC

これにより、合計12チームが出揃い、競技が始まりました。

試合方式

1次ラウンドでは、出場する12チームが3つのグループに分けられ、各グループでのリーグ戦を行いました。各グループの1位チームと、各グループの2位の中から成績上位のチームが決勝ラウンドに進出します。決勝ラウンドでも1回戦のリーグ戦が続き、最終的な優勝が決まる形式です。試合は90分の基本時間で行われ、同点の場合はPK戦で勝者を決定します。

結果

この大会の優勝を果たしたのはグルージャ盛岡で、J3リーグに参入する資格を得ました。次いで、ファジアーノ岡山ネクストが2位となり、日本フットボールリーグへの昇格への道を切り開きました。3位にはFC KAGOSHIMAが入り、鹿児島ユナイテッドFCへと昇格しました。4位のヴォルカ鹿児島は地域リーグに残留しました。

この大会は地域サッカーの盛り上がりを象徴するものであり、参加した各チームの健闘は多くの人々の記憶に残ります。

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