第37回日本ハンドボールリーグ

2012-13年シーズン 日本ハンドボールリーグの概要

この項目では、2012年から2013年にかけて開催された第37回日本ハンドボールリーグの詳細について述べます。このシーズンでは、男子リーグに新たにトヨタ自動車東日本が参入することにより、試合数が従来の14試合から16試合に増加しました。

シーズンの展開

開幕前の重要な動き

リーグ開幕前の8月にはさまざまな選手の登録が行われました。トヨタ車体は坪根敏宏をコーチに迎え、豊田合成は長江光将と米本拓也を追加登録しました。これにより、各チームの戦力が強化され、シーズンへの期待感が高まります。

シーズン開始と記録

2012年9月1日、男子リーグが開幕し、大崎電気の豊田賢治選手が豊田合成戦で通算600得点を達成。シーズン初の記録が生まれ、選手たちの活躍が早くも注目を集めました。その後も、湧永製薬の小賀野選手の移籍や新たな選手の加入が続きます。

注目の試合と選手の活躍

9月17日には、湧永製薬の古家雅之がトヨタ自動車東日本戦で通算500得点に到達。さらに、北國銀行の上町史織は三重バイオレットアイリス戦で800得点を突破し、女子リーグでも数々の記録が生まれました。

10月にはさらに多くの選手が記録を更新し、大同特殊鋼やトヨタ紡織九州の選手もそれぞれ400得点の達成を果たすなど、シーズンを通じて選手たちの記録更新が相次ぎました。

競技の中での不正行為と処分

このシーズンでは競技のフェアプレーが強く求められましたが、10月27日には湧永製薬の木村雅俊選手が競技から逸脱した行為を行い、失格となりました。また、他の選手もスポーツマンシップに反する行為が指摘され、公式試合の出場停止処分を受ける事態が発生しました。

レギュラーシーズンの結果

2013年2月24日にレギュラーシーズンが終了し、男子リーグでは大崎電気が全勝を成し遂げ、3年連続での1位通過。女子リーグではオムロンが4年ぶりに1位に輝きました。両リーグのトップチームがそれぞれのカテゴリーで強さを証明しました。

プレイオフと優勝

シーズンの締めくくりとして、3月10日に行われた男子プレーオフ決勝では大同特殊鋼がトヨタ車体を下し、優勝を果たしました。同日、女子プレーオフではオムロンが広島メイプルレッズに勝利し、こちらも連続優勝を達成しました。

新加入チームとチャレンジ・ディビジョン

今シーズンでは、男子リーグに新たに宮城県のトヨタ自動車東日本が参入しました。また、第4回チャレンジ・ディビジョンも盛況に行われ、男子10チームが参加し、ますます盛んになったリーグの様子が伺えました。

まとめ

2012-13年シーズンの日本ハンドボールリーグは、新たなチームの参入や記録更新、競技の公正さへの取り組みがあったシーズンでした。多くの選手が活躍し、今後のハンドボール界を担う姿が見えたシーズンでもありました。

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