第38回全国地域サッカーリーグ決勝大会

第38回全国地域サッカーリーグ決勝大会

第38回全国地域サッカーリーグ決勝大会は、2014年11月7日から11月24日まで、茨城県や山梨県、山口県、千葉県の4つの地域で開催されました。この大会は、現行の全国地域サッカーチャンピオンズリーグにあたる競技会です。

大会概要

大会の基本的なルールは前年と同様に設定されていましたが、特筆すべきは日本フットボールリーグ（JFL）への昇格に関する新たなルールです。この大会での上位2チームは、自動的にJFLに昇格することが決まっていました。また、JFLからJ3リーグへの参入が生じた場合、JFLのリーグ編成上、必要に応じて本大会の成績をもとに昇格チームを調整できる可能性が示唆されていました。

出場チーム

2014年度には、各地域リーグで優勝した9チームが参加しました。具体的には以下の通りです。

• - 北海道：十勝フェアスカイFC
• - 東北1部：FCガンジュ岩手
• - 関東1部：浦安SC
• - 北信越1部：サウルコス福井
• - 東海1部：FC鈴鹿ランポーレ
• - 関西1部：奈良クラブ
• - 中国：松江シティFC
• - 四国：高知UトラスターFC
• - 九州：新日鐵住金大分

さらに、第50回全国社会人サッカー選手権大会で4位以上に入賞したが地域リーグ優勝を逃したチームから、最大で3チームが出場しました。
1位：FC大阪（関西1部2位）
2位：クラブ・ドラゴンズ（関東2部2位）
3位：VONDS市原FC（関東1部3位）

また、全参加チームが12に満たない場合には、地理的な優先順位で登録チームから補充が行われました。

試合方式

1次ラウンドでは、12チームを4チームずつ3つのグループに分け、総当たり戦が行われました。各グループの1位と、2位の成績最上位のチームの4チームが決勝ラウンドに進出します。
試合は90分（前後半各45分）で行い、もし同点となった場合にはPK戦で勝者を決定します。各試合の勝ち点は、90分で勝利した場合は3点、PK戦で勝利した場合は2点、PK戦で敗れた場合は1点、90分で敗れた場合は0点とされ、この勝ち点の累計で順位が決まります。同ポイントの場合は得失点差、総得点数、直接対決の成績などで順位が決定され、それでも決着がつかない場合は抽選が行われました。

決勝結果

最終的に、奈良クラブが優勝し、JFLへの昇格が12月10日の理事会で正式に決定しました。2位のFC大阪、3位のクラブ・ドラゴンズも同様にJFLに昇格することが決まりました。また、4位のサウルコス福井は地域リーグに残留しました。

この大会は、地域サッカーの活性化と選手の育成という大きな目的を持っており、地域リーグで戦っていた選手たちにとっては、非常に重要なステップとなる大会でした。これにより、地域リーグの競技レベルの向上が期待されます。

参考リンク

• - 第38回全国地域サッカーリーグ決勝大会（日本サッカー協会）
• - 2014年度 第38回全国地域サッカーリーグ決勝大会（全国社会人サッカー連盟）

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