第4回全日本バレーボール選抜男女リーグ

第4回全日本バレーボール選抜男女リーグ

第4回全日本バレーボール選抜男女リーグは、日本のバレーボール界において当時最も権威ある大会の一つであった「日本リーグ」の、記念すべき第4回目の開催として記録されています。通称として日本バレーボールリーグ、あるいは単に日本リーグとも呼ばれたこの大会は、1971年の初頭から春にかけて実施されました。

大会概要

開催期間

この第4回大会の開催期間は、男女それぞれで若干異なりました。男子リーグは1971年1月16日に開幕し、同年3月21日までのおよそ2ヶ月間にわたって熱戦が繰り広げられました。一方、女子リーグも男子と同日の1971年1月16日にスタートしましたが、閉幕は男子より早い3月19日でした。両リーグとも、参加各チームは長期にわたるリーグ戦を戦い抜くこととなりました。

試合方式

大会の競技方式は、参加する全てのチームが他のチームとそれぞれ2回ずつ対戦する、2回戦総当たりのリーグ戦形式が採用されました。この方式により、単一の試合結果だけでなく、大会期間を通じたチームの総合的な実力と安定性が試されることとなりました。全日程終了後、このリーグ戦の結果に基づいて最終順位が決定され、最上位チームが優勝チームとして栄誉を称えられました。

男子リーグ

男子リーグには、当時の日本を代表する強力なチームが多数参加しました。大会期間中、各チームは毎週のように各地で試合を行い、リーグの頂点を目指して熾烈な争いを展開しました。長期にわたる激戦の結果、第4回男子日本リーグの優勝チームは日本鋼管となりました。日本鋼管はこのシーズンの最も安定した強さを示し、栄光を掴みました。

また、リーグ戦の終了後には、次期日本リーグの構成チームを決定するための重要な試合、日本リーグ出場チーム決定戦が行われました。この決定戦の結果、旭化成は次期リーグへの残留を確定させました。一方、住友軽金属は決定戦を勝ち抜き、新たに日本リーグへの昇格を果たしました。これにより、次シーズンのリーグの顔ぶれの一部が決定しました。大会を通じて顕著な活躍を見せた選手たちには、個人賞も贈られました。

女子リーグ

女子リーグもまた、多くの強豪チームが集結し、男子に劣らない熱戦が繰り広げられました。女子リーグも男子と同様に2回戦総当たりのリーグ戦形式で進行し、各週で白熱した試合が展開されました。長いシーズンの末、第4回女子日本リーグの栄冠はユニチカ貝塚が手にしました。ユニチカ貝塚はこの大会でその強さを遺憾なく発揮し、優勝を飾りました。

女子リーグ戦の後にも、次期日本リーグへの参加資格をかけた出場チーム決定戦が行われました。この結果、前回のリーグ参加チームであった全鐘紡は、決定戦を経て次期リーグへの残留を決めました。そして、富士フイルムが決定戦を勝ち上がり、見事に日本リーグへの昇格を決めました。男子と同様、女子リーグにおいても優れたパフォーマンスを見せた選手たちには個人賞が授与されました。

参考文献など

この第4回大会に関する公式な記録や情報は、日本バレーボール協会が発行していた機関誌「VOLLEYBALL」の1971年の各号（3月号、4月号、5月号、8月号など）に詳しく掲載されています。当時の大会の様子や詳細な結果、記録などがこれらの文献に記録されています。また、現代においては、Vリーグ公式サイトなどのウェブサイトで、この第4回大会の優勝チームなどの基本的な情報を確認することができます。

この大会は、後の日本のバレーボールリーグの発展における一里塚とも言える重要なイベントでした。現在、日本のトップリーグはプレミアリーグなどの名称で続いており、全日本バレーボール選抜男女リーグの歴史はこれらの後継リーグへと引き継がれています。

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