第4護衛隊群

第4護衛隊群について

第4護衛隊群（英語名：Escort Flotilla 4）は、海上自衛隊の中でも重要な護衛艦部隊の一つであり、主に呉基地と佐世保基地を拠点としています。群司令は海将補の職位を持つ者が担当しています。

沿革と変遷

この護衛隊群は1971年2月1日、新たに編成されました。その際の組織には司令部、旗艦の「てるづき」、第9護衛隊（「あやなみ」、「うらなみ」）と第11護衛隊（「たかなみ」、「おおなみ」、「まきなみ」）が含まれていました。その後の変化の中で、1973年には第35護衛隊の新編が行われ、さまざまな護衛隊が編成されたり再編成されたりしました。1982年3月には第23護衛隊が第2護衛隊群から移動し、再編成の波が続きました。このように、何度も部隊構成が変わりながらも、護衛隊としての役割を果たし続けました。

1984年には「ひえい」が新たに加わり、司令部はその旗艦として再編成されました。89年3月には第43護衛隊が追加され、1990年には第41護衛隊も編入されましたが、この時点で第23護衛隊が移動しました。

1995年には重要な移転があり、呉基地へ群司令部が移動し、旗艦として「ひえい」が指定されました。この年に第64護衛隊が編成され、第1護衛隊が廃止されるなど、再編成が進行しました。

1997年には番号の改正がなされ、第43護衛隊が第4護衛隊に改称され、新たな隊の編成が進められました。また、2008年には護衛隊の新たな体制が導入され、より効果的な運営が図られていきました。

国際的な任務と活躍

2009年には海上警備行動が発令され、ソマリア沖での海賊対策として派遣された部隊には、護衛隊群所属の艦艇が加わりました。また、この任務には他の護衛隊も参加して、国際的な治安維持活動に貢献しました。これ以降も、第4護衛隊群は国内外の様々な任務に対応し続けています。

2011年には新艦「いせ」が編入され、さらに2014年には「しまかぜ」と「ちょうかい」が第8護衛隊に移籍し、大規模な組織変更が行われました。また、2017年には新たな艦「かが」が加わり、部隊構成が再度見直されました。

2021年には護衛艦「はぐろ」が就役し、他の艦船の移動もあり、部隊編成に変化がありました。司令部は呉基地に設けられ、首席幕僚やその他の幕僚が配置されたことで、より効率的な運営が期待されています。

まとめ

第4護衛隊群は、その設立から多くの変遷を経て、海上自衛隊の大切な部隊として重要な役割を果たし続けています。国際的な任務に対応し、海上の安全保障に寄与することで、地域の安定にも貢献しているのです。

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