第40回国民体育大会

第40回国民体育大会の概要

第40回国民体育大会は、1985年に日本国内で開催された重要なスポーツイベントです。この大会は冬季および夏・秋季の2つの部分に分かれて実施され、各地域での交流と競技の盛り上がりを目指しました。

冬季大会

スケート・アイスホッケー競技

1985年の1月29日から2月1日まで、青森県八戸市を会場にスケートとアイスホッケーが行われました。この冬季大会のテーマは「八戸国体」で、スローガンには「えんぶりの里にたくましくさわやかに」が掲げられました。スケート競技ではおおよそ1,932名が参加し、2つの競技が実施されました。

スキー競技

続いて、スキー競技会が群馬県片品村で開催されることとなりました。この大会は2月20日から2月23日までの期間に行われ、テーマは「片品国体」、スローガンは「尾瀬に咲く 白い友情」とされました。この競技にも1,893名が参加し、スキー競技の魅力が存分に発揮されました。

夏・秋季大会

大会の後半部分である夏季および秋季大会は、鳥取県での実施となり、テーマは「わかとり国体」、スローガンには「明日へ向かって はばたこう」が用意されました。特にこの大会は、鳥取県の財政が限られている中で、近年の備品の再利用や、選手たちが地域住民の家庭に宿泊するなど、質素でありながら心温まる方法で運営されました。この点については賛否が分かれましたが、結果的に県内での豊かな交流が実現しました。

実施競技に関する詳細

• - 夏季大会

- 開催地: 米子市、境港市、東郷町
- 開催期間: 1985年9月15日〜9月18日
- 競技数: 4
- 参加者: 4,487名

• - 秋季大会

- 開催地: 鳥取県の26市町村
- 開催期間: 1985年10月20日〜10月25日
- 競技数: 33
- 参加者: 20,177名

大会の各種競技は多様で、全国各地からの選手が一堂に会し、競い合う姿は大会の大きな魅力となりました。さらに、地域全体が選手を迎える形となったことで、選手と県民との交流も深まりました。

成績

大会の結果においては、天皇杯は鳥取県が1位、続いて埼玉県、東京都が2位と3位を占めました。また、皇后杯においても鳥取県が1位を獲得し、再び大阪府と東京都が2位、3位に続きました。これにより、鳥取県は地元開催の大会で大いに活躍を見せました。

参考資料

この大会について詳しい情報は、国民体育大会の報告書などから確認できます。また、今後の大会に向けての意義や教訓も多岐にわたることから、次の国民体育大会に向けた参考とすることも重要です。

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