第40回社会人野球日本選手権大会予選

第40回社会人野球日本選手権大会 予選

第40回社会人野球日本選手権大会の本戦出場チームを決定するための予選が、2014年に全国各地で開催されました。伝統ある各種JABA（日本野球連盟）大会での優勝や、地域ごとの最終予選を勝ち抜いたチームが、晴れの舞台への出場権を獲得しました。

シード権獲得大会

日本選手権への出場権は、まず特定の主要大会での優勝チームに与えられます。

第85回都市対抗野球大会: この年の都市対抗を制した 西濃運輸 が、早くも本戦出場を決めました。
第39回全日本クラブ野球選手権大会: クラブチーム日本一を決めるこの大会では、決勝で松山フェニックスを延長10回タイブレークの末、8x-7で破った 茨城ゴールデンゴールズ が本戦出場権を獲得しました。

JABA主要大会優勝チーム

さらに、年間を通して行われるJABAの主要なオープン大会でも、優勝チームに日本選手権への出場権が与えられます。今予選では、以下のチームが各大会を制し、本戦出場権を手にしました。

第69回JABA東京スポニチ大会: JFE東日本
第61回JABA静岡大会: 鷺宮製作所
第43回JABA四国大会: 東邦ガス
第37回JABA日立市長杯争奪大会: JR東日本
第56回JABA長野県知事旗争奪大会: パナソニック
第57回JABA岡山大会: 三菱重工広島
第65回JABA京都大会: NTT西日本
第67回JABA九州大会: Honda
第45回JABA東北大会: JR東日本東北
第56回JABA北海道大会: NTT東日本

なお、第67回JABAベーブルース杯争奪大会で優勝した東邦ガスは既に四国大会での優勝により出場権を得ていたため、この優勝により東海地区の最終予選出場枠が1つ増えることとなりました。

地区最終予選

JABA主要大会優勝チーム以外の出場枠は、各地区ごとの最終予選によって争われます。トーナメント方式やリーグ戦方式など、地区によって様々な形態で行われ、本戦出場を目指すチームによる白熱した試合が展開されました。激戦を制し、本戦出場権を手にしたチームは以下の通りです。

北海道地区: リーグ戦を勝ち抜いた JR北海道
東北地区: トーナメントおよび敗者復活戦を勝ち上がった 日本製紙石巻、七十七銀行
北信越地区: トーナメント決勝で伏木海陸運送を破った バイタルネット
関東地区: 関東の強豪が集まる激戦を制し、東芝、日本通運、セガサミー、明治安田生命 が代表権を獲得。特に明治安田生命は延長10回タイブレークの末、JX-ENEOSを破る劇的な展開でした。
東海地区: ベーブルース杯優勝による増枠を含め、計4チームが出場。トーナメント決勝でトヨタ自動車がヤマハを、三菱重工名古屋が新日鐵住金東海REXを延長戦で破ったほか、敗者復活戦を勝ち抜いた トヨタ自動車、三菱重工名古屋、Honda鈴鹿、ヤマハ が出場権を手にしました。
近畿地区: 多様な学校チームなども参加する中、大阪ガス、日本生命、日本新薬、三菱重工神戸、ニチダイ が本戦への切符を掴みました。
中国地区: 決勝でJR西日本がJFE西日本を、敗者復活戦でJFE西日本が伯和ビクトリーズを破り、JR西日本、JFE西日本 の2チームが出場を決めました。
四国地区: リーグ戦を勝ち抜いたJR四国が代表決定戦で四国銀行に連勝し、JR四国 が代表となりました。
* 九州地区: 九州地区からは JR九州 と、敗者復活戦決勝でHonda熊本を延長10回サヨナラで下した 西部ガス が出場権を獲得しました。

これらの予選の結果、第40回社会人野球日本選手権大会本戦に出場する全チームが決定しました。各チームは地域の、そして大会の代表として、日本一を目指し京セラドーム大阪での熱戦に臨みます。

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