第41回社会人野球日本選手権大会予選

本項では、第41回社会人野球日本選手権大会本戦への出場権を争うために開催された、各種予選大会および対象大会の結果を詳しく紹介します。熾烈な戦いを勝ち抜き、全国の舞台への切符を手にしたチームたちの軌跡を追います。

全日本クラブ野球選手権大会からの出場枠

第40回全日本クラブ野球選手権大会は、全国のクラブチームの頂点を決定する大会であると同時に、社会人野球日本選手権大会への出場権も懸けられています。この大会の決勝戦は、茨城ゴールデンゴールズと和歌山箕島球友会によって争われました。熱戦の結果、和歌山箕島球友会が7対2で茨城ゴールデンゴールズを下し、見事優勝。社会人野球日本選手権大会本戦への出場権を獲得しました。

JABA対象大会からの出場枠

特定のJABA大会で優勝したチームには、日本選手権本戦への出場権が与えられます。今予選では、以下の10大会がその対象となりました。各大会の決勝戦は以下の通りです。

第70回JABA東京スポニチ大会: 富士重工業 1 - 0 Honda
- 富士重工業が優勝し出場権獲得。
第62回JABA静岡大会: Honda 2 - 0 トヨタ自動車
- Hondaが優勝し出場権獲得。
第44回JABA四国大会: 新日鐵住金かずさマジック 7 - 0 セガサミー (8回コールド)
- 新日鐵住金かずさマジックが優勝し出場権獲得。
第38回JABA日立市長杯争奪大会: NTT東日本 3 - 0 日本通運
- NTT東日本が優勝し出場権獲得。
第57回JABA長野県知事旗争奪大会: 信越硬式野球クラブ 5 - 3 NTT西日本 (延長11回、11回からタイブレーク)
- 信越硬式野球クラブが優勝し出場権獲得。
第58回JABA岡山大会: パナソニック 3 - 2 JX-ENEOS
- パナソニックが優勝し出場権獲得。
第66回JABA京都大会: 日本生命 4 - 2 パナソニック
- 日本生命が優勝し出場権獲得。日本生命は既に都市対抗野球大会で出場権を得ていたため、近畿地区の最終予選出場枠が1つ増加しました。
第68回JABAベーブルース杯争奪大会: JFE西日本 3 - 0 中日ドラゴンズファーム
- JFE西日本が優勝し出場権獲得。
第68回JABA九州大会: 日立製作所 2 - 1 三菱重工長崎
- 日立製作所が優勝し出場権獲得。
第46回JABA東北大会: 日本生命 2 - 0 日本製紙石巻
- 日本生命が優勝し出場権獲得。日本生命はこの大会で2冠を達成し、これにより近畿地区の最終予選出場枠がさらに1つ増加しました。
第57回JABA北海道大会: JR東日本 8 - 4 大阪ガス
- JR東日本が優勝し出場権獲得。

地区最終予選からの出場枠

JABA対象大会優勝チームを除く本戦出場チームは、全国9つの地区で行われる最終予選によって決定されます。各地区予選を勝ち抜いた代表チームは以下の通りです。

北海道地区: 代表決定リーグ戦を勝ち抜いた JR北海道 が出場権を獲得しました。
東北地区: 代表決定戦でTDKが日本製紙石巻を1対0で下し、TDK が出場権を獲得しました。
北信越地区: 代表決定戦でフェデックスが伏木海陸運送を5対4で下し、フェデックス が出場権を獲得しました。
関東地区: この地区からは4チームが出場権を獲得しました。代表決定戦の結果は、JFE東日本 4 - 3 東京ガス、鷺宮製作所 3 - 0 新日鐵住金鹿島、日本通運 1 - 0 三菱日立パワーシステムズ横浜 (延長12回)、セガサミー 3x - 2 明治安田生命 (延長11回)でした。これにより、JFE東日本、鷺宮製作所、日本通運、セガサミー が本戦へ進出しました。
東海地区: この地区からは3チームが出場権を獲得しました。代表決定戦を勝ち抜いた 永和商事ウイング (2-1 西濃運輸)、トヨタ自動車 (2-1 Honda鈴鹿)に加え、敗者復活戦を勝ち上がった 西濃運輸 (5-2 ヤマハ)が出場権を獲得しました。
近畿地区: 日本生命の都市対抗出場権獲得およびJABA東北大会優勝による枠増があり、この地区からは6チームが出場権を獲得しました。代表決定戦の結果は、三菱重工神戸・高砂 14 - 2 島津製作所、日本新薬 6 - 5 NTT西日本、新日鐵住金広畑 3 - 0 大阪ガス、カナフレックス 4 - 2 ニチダイ (延長11回)でした。さらに敗者復活戦を勝ち抜いた 大阪ガス (6-1 ニチダイ)と NTT西日本 (13-0 島津製作所)が出場権を獲得しました。これにより、三菱重工神戸・高砂、日本新薬、新日鐵住金広畑、カナフレックス、大阪ガス、NTT西日本 の6チームが本戦出場を決めました。
中国地区: この地区からは2チームが出場権を獲得しました。代表決定戦で三菱重工広島がシティライト岡山を4対1で下し、三菱重工広島 が出場権を獲得しました。敗者復活代表決定戦では、伯和ビクトリーズがシティライト岡山を7対1で下し、伯和ビクトリーズ が出場権を獲得しました。
四国地区: 代表決定戦（2勝先勝）で四国銀行がJR四国に2連勝し、四国銀行 が出場権を獲得しました。
九州地区: この地区からは2チームが出場権を獲得しました。代表決定戦で三菱重工長崎が西部ガスを5対3で下し、三菱重工長崎 が出場権を獲得しました。敗者復活代表決定戦では、JR九州が西部ガスを2対0で下し、JR九州 が出場権を獲得しました。

これらの予選および各種大会を勝ち抜いたチームが、第41回社会人野球日本選手権大会本戦の舞台に挑みます。

もう一度検索