第45回ロサンゼルス映画批評家協会賞

第45回ロサンゼルス映画批評家協会賞：2019年映画界を彩った才能たち

2019年、世界中の映画ファンを魅了した数々の作品の中から、ロサンゼルス映画批評家協会が選ぶ最高の映画を表彰する第45回ロサンゼルス映画批評家協会賞。2019年12月8日、輝かしい受賞者たちが発表されました。本記事では、各部門の受賞作品、受賞者、そして惜しくも受賞を逃したものの素晴らしい作品の数々をご紹介します。

作品賞

受賞：『パラサイト 半地下の家族』
次点：『アイリッシュマン』

韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が、見事作品賞を受賞。社会風刺とスリリングな展開が世界中で高い評価を受け、アカデミー賞を始めとする数々の映画賞を席巻しました。一方、マーティン・スコセッシ監督による『アイリッシュマン』も、その圧倒的なスケールと重厚な演出で高い評価を獲得し、作品賞の有力候補として挙げられました。

監督賞

受賞：ポン・ジュノ - 『パラサイト 半地下の家族』
次点：マーティン・スコセッシ - 『アイリッシュマン』

作品賞に続き、監督賞もポン・ジュノ監督が受賞。『パラサイト 半地下の家族』でみせた、類まれな演出力と社会への鋭い視線が、高く評価されました。次点のマーティン・スコセッシ監督も、長年のキャリアで培われた圧倒的な演出力で、観客を魅了しました。

主演男優賞

受賞：アントニオ・バンデラス - 『ペイン・アンド・グローリー』
次点：アダム・ドライバー - 『マリッジ・ストーリー』

ベテラン俳優アントニオ・バンデラスが、ペドロ・アルモドバル監督作品『ペイン・アンド・グローリー』での圧巻の演技で主演男優賞を受賞。一方、近年注目を集めるアダム・ドライバーも、ノア・バームバック監督作品『マリッジ・ストーリー』での繊細な演技で高い評価を得ました。

主演女優賞

受賞：メアリー・ケイ・プレイス - 『Diane』
次点：ルピタ・ニョンゴ - 『アス』

メアリー・ケイ・プレイスは、映画『Diane』での圧倒的な演技力で主演女優賞を獲得。一方、ルピタ・ニョンゴも、ジョーダン・ピール監督作品『アス』での存在感ある演技で、ノミネートされました。

助演男優賞

受賞：ソン・ガンホ - 『パラサイト 半地下の家族』
次点：ジョー・ペシ - 『アイリッシュマン』

『パラサイト 半地下の家族』からはソン・ガンホも助演男優賞を受賞。強烈な存在感を放つ演技は、作品全体のクオリティを押し上げました。一方、『アイリッシュマン』のジョー・ペシも、重厚な演技で観客を魅了しました。

助演女優賞

受賞：ジェニファー・ロペス - 『ハスラーズ』
次点：チャオ・シューチェン - 『フェアウェル』

ジェニファー・ロペスは、『ハスラーズ』での華麗な演技で助演女優賞を受賞。次点のチャオ・シューチェンも、映画『フェアウェル』で繊細な演技を披露しました。

脚本賞

受賞：ノア・バームバック - 『マリッジ・ストーリー』
次点：ポン・ジュノ、ハン・ジンウォン - 『パラサイト 半地下の家族』

ノア・バームバックは、『マリッジ・ストーリー』で練り込まれた脚本で脚本賞を受賞。一方、『パラサイト 半地下の家族』の脚本も、その緻密な構成と巧みな伏線が評価されました。

アニメ映画賞

受賞：『失くした体』
次点：『トイ・ストーリー4』

フランスのアニメーション映画『失くした体』が、その美しい映像と奥深いストーリーでアニメ映画賞を受賞。長年愛され続ける『トイ・ストーリー』シリーズ最新作も、高い評価を得ました。

外国語映画賞

受賞：『ペイン・アンド・グローリー』 (スペイン)
次点：『燃ゆる女の肖像』(フランス)

スペイン映画『ペイン・アンド・グローリー』が、外国語映画賞を受賞。一方、フランス映画『燃ゆる女の肖像』も、その美しい映像と繊細な物語で高く評価されました。

ドキュメンタリー映画賞

受賞：『アメリカン・ファクトリー』
次点：『アポロ11 完全版』

『アメリカン・ファクトリー』が、社会問題を鋭くえぐり出した内容でドキュメンタリー映画賞を受賞。『アポロ11 完全版』も、その精緻な映像と歴史的価値で高く評価されました。

編集賞、撮影賞、音楽賞、美術賞、新人賞、功労賞、ダグラス・エドワード実験/自主映画賞

上記以外の部門についても、それぞれの分野で優れた才能が表彰されました。詳細については、各賞の受賞者と作品名を参照ください。

本記事では、第45回ロサンゼルス映画批評家協会賞の受賞結果を簡単にまとめました。これらの作品は、2019年の映画界を彩った、記憶に残る作品ばかりです。

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