第45回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

第45回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

大会の概要

2008年の年末から年を跨ぎ2009年の年始にかけて、日本の大学ラグビー界における最高峰の戦い、第45回全国大学ラグビーフットボール選手権大会が開催されました。この記念すべき大会は、最終的に早稲田大学が決勝で帝京大学を破り、見事2年連続通算15回目の栄冠に輝くという結果をもって幕を閉じました。

大会の組み合わせは公開抽選によって決定され、序盤から注目のカードが組まれました。特に1回戦では、関東大学対抗戦でしのぎを削る早稲田大学と関東学院大学、そして帝京大学と慶應義塾大学という、いずれも優勝候補に挙げられる強豪校同士が早くも相見えることとなり、多くのファンの視線を集めました。

これらの激戦を勝ち抜いた早稲田大学と帝京大学が、栄えある決勝の舞台へと駒を進めました。

決勝戦

2009年1月10日、東京の国立競技場で行われた決勝戦は、早稲田大学と帝京大学の間で争われました。両校は関東大学対抗戦でも顔を合わせており、早稲田大学にとっては、その時の雪辱を晴らす機会となりました。白熱した戦いの末、早稲田大学が20対10のスコアで帝京大学に勝利し、全国大学選手権において早稲田大学として5回目となる2連覇を達成しました。これは早稲田大学にとって、通算15回目の優勝タイトル獲得となります。

大会日程

本大会は以下のスケジュールで進行しました。

1回戦：2008年12月20日
2回戦：2008年12月28日
準決勝：2009年1月2日
決勝：2009年1月10日

なお、本大会では3位決定戦は実施されませんでした。

開催競技場

大会期間中、全国各地の複数の競技場が熱戦の舞台となりました。

国立競技場（東京都）：準決勝および決勝
秩父宮ラグビー場（東京都）：1回戦および2回戦
瑞穂公園ラグビー場（愛知県）：1回戦および2回戦
花園ラグビー場（大阪府）：1回戦
熊谷ラグビー場（埼玉県）：1回戦
レベルファイブスタジアム（福岡県）：1回戦

出場大学

全国各地区の予選を勝ち抜いた全16校が出場しました。各校の所属リーグにおける成績と、本大会への出場回数は以下の通りです。

帝京大学（関東大学対抗戦1位・10年連続16回目）
早稲田大学（関東大学対抗戦2位・25年連続42回目）
日本体育大学（関東大学対抗戦3位・2年振り24回目）
慶應義塾大学（関東大学対抗戦4位・11年連続26回目）
筑波大学（関東第5代表・2年連続13回目）
東海大学（関東大学リーグ戦1位・4年連続6回目）
法政大学（関東大学リーグ戦2位・17年連続26回目）
関東学院大学（関東大学リーグ戦3位・2年連続18回目）
日本大学（関東大学リーグ戦4位・4年振り15回目）
流通経済大学（関東大学リーグ戦5位・2年振り9回目）
関西学院大学（関西大学リーグ1位・3年連続4回目）
同志社大学（関西大学リーグ2位・35年連続44回目）
天理大学（関西大学リーグ3位・3年振り18回目）
立命館大学（関西大学リーグ4位・5年連続11回目）
摂南大学（関西第5代表・初出場）
福岡大学（九州学生リーグ1位・5年連続20回目）

まとめ

第45回全国大学ラグビーフットボール選手権大会は、早稲田大学がその実力を遺憾なく発揮し、帝京大学との激戦を制して栄光を掴んだ大会となりました。関東大学対抗戦での敗戦を乗り越え、歴史に新たな1ページを加えた早稲田大学の快挙は、多くのラグビーファンに感動と興奮を与えました。

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