第46回日本ラグビーフットボール選手権大会

第46回日本ラグビーフットボール選手権大会：三洋電機ワイルドナイツの2連覇

2009年2月7日から28日にかけて、近鉄花園ラグビー場と秩父宮ラグビー場で開催された第46回日本ラグビーフットボール選手権大会は、日本ラグビー界の歴史に新たな1ページを刻みました。10チームがしのぎを削る激戦の末、三洋電機ワイルドナイツが前年に続く優勝を果たし、見事2連覇を達成しました。

出場チーム

今大会には、トップリーグを代表する強豪チームや大学選手権の優勝・準優勝校、そしてクラブ大会の王者など、実力伯仲した10チームが出場しました。

トップリーグ勢：東芝ブレイブルーパス、三洋電機ワイルドナイツ、サントリーサンゴリアス、神戸製鋼コベルコスティーラーズ、NECグリーンロケッツ、クボタスピアーズ、リコーブラックラムズ
大学勢：早稲田大学、帝京大学
クラブ勢：タマリバクラブ

各チームは、マイクロソフトカップでの活躍やトップリーグでの順位、大学選手権、クラブ選手権での成績を携え、栄冠を目指して戦いました。特に、東芝ブレイブルーパスはマイクロソフトカップで優勝、三洋電機ワイルドナイツは準優勝という好成績を残して臨みました。

試合結果

大会は、1回戦、2回戦、準決勝、そして決勝というトーナメント方式で行われました。各試合、白熱した攻防が繰り広げられ、接戦の連続となりました。

1回戦 (2月7日)

秩父宮ラグビー場:
帝京大学 25-25 リコーブラックラムズ (トライ数でリコーブラックラムズが勝利)
早稲田大学 55-13 タマリバクラブ
近鉄花園ラグビー場:
NECグリーンロケッツ 30-29 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
サントリーサンゴリアス 62-17 クボタスピアーズ

1回戦では、帝京大学とリコーブラックラムズの試合が25-25の同点に終わり、トライ数の差でリコーブラックラムズが辛くも勝利を収めました。早稲田大学はタマリバクラブを圧倒的な強さで下し、2回戦進出を決めました。

2回戦 (2月15日)

秩父宮ラグビー場:
サントリーサンゴリアス 59-20 早稲田大学
リコーブラックラムズ 24-23 NECグリーンロケッツ

2回戦では、サントリーサンゴリアスが早稲田大学を大きく引き離して勝利。接戦となったリコーブラックラムズ対NECグリーンロケッツ戦は、リコーブラックラムズが僅差で制しました。

準決勝 (2月22日)

秩父宮ラグビー場:
東芝ブレイブルーパス 中止 サントリーサンゴリアス (東芝ブレイブルーパスの出場辞退によりサントリーサンゴリアスの不戦勝)
近鉄花園ラグビー場:
リコーブラックラムズ 3-59 三洋電機ワイルドナイツ

準決勝では、東芝ブレイブルーパスの出場辞退というアクシデントがありました。これによりサントリーサンゴリアスが不戦勝で決勝進出を決めました。一方、近鉄花園ラグビー場で行われた試合では、三洋電機ワイルドナイツがリコーブラックラムズを圧倒的な力で破り、決勝進出を果たしました。

決勝

決勝戦では、三洋電機ワイルドナイツがサントリーサンゴリアスを破り、2連覇を達成しました。詳細なスコアは資料不足のため不明ですが、2連覇という偉業は日本ラグビー史に刻まれることとなりました。

この大会は、各チームの個々の能力とチームワークが試される、まさに白熱した戦いでした。三洋電機ワイルドナイツの2連覇は、彼らの圧倒的な実力とチーム一丸となった戦いを証明するものでした。

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