第48回日本ラグビーフットボール選手権大会

第48回日本ラグビーフットボール選手権大会：サントリーサンゴリアスの栄光

2011年2月6日から27日にかけて、近鉄花園ラグビー場、秩父宮ラグビー場、レベルファイブスタジアムを舞台に、第48回日本ラグビーフットボール選手権大会が開催されました。この大会は、トップリーグ上位チームと大学、クラブチームの精鋭たちが激突する、日本ラグビー界の頂点を決める一大イベントです。

今大会では、サントリーサンゴリアスが9年ぶり4度目の優勝という快挙を成し遂げました。その道のりは、ワイルドカードトーナメントから始まる激戦を勝ち抜く険しいものでした。

ワイルドカードトーナメント

トップリーグ出場チームのうち、プレーオフ進出を逃した6チーム（5位から10位）が、出場権を懸けてトーナメント方式で戦いました。この熾烈な争いを勝ち抜いた2チームが、本戦への切符を手にしました。

1月16日（レベルファイブスタジアム）
福岡サニックスブルース 30 - 22 近鉄ライナーズ
リコーブラックラムズ 31 - 29 コカ・コーラウエストレッドスパークス

1月23日（近鉄花園ラグビー場）
NECグリーンロケッツ 38 - 33 リコーブラックラムズ
神戸製鋼コベルコスティーラーズ 55 - 40 福岡サニックスブルース

こうして、NECグリーンロケッツと神戸製鋼コベルコスティーラーズが本戦への出場権を獲得しました。

本戦

本戦には、トップリーグの上位チームに加え、ワイルドカードトーナメントを勝ち抜いた2チーム、そして大学選手権とクラブ選手権の優勝、準優勝チームの計10チームが出場しました。

出場チーム
三洋電機ワイルドナイツ（トップリーグ優勝）
サントリーサンゴリアス（トップリーグ準優勝）
東芝ブレイブルーパス（トップリーグプレーオフトーナメント出場）
トヨタ自動車ヴェルブリッツ（トップリーグプレーオフトーナメント出場）
神戸製鋼コベルコスティーラーズ（ワイルドカードトーナメント勝ち抜き）
NECグリーンロケッツ（ワイルドカードトーナメント勝ち抜き）
NTTドコモレッドハリケーンズ（トップリーグチャレンジシリーズ1位）
帝京大学（大学選手権優勝）
早稲田大学（大学選手権準優勝）
タマリバクラブ（クラブ選手権優勝）

1回戦 (2月6日)
早稲田大学 43-66 NTTドコモレッドハリケーンズ
帝京大学 74-3 タマリバクラブ
神戸製鋼コベルコスティーラーズ 27-17 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
東芝ブレイブルーパス 21-10 NECグリーンロケッツ

2回戦 (2月13日)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ 38-0 NTTドコモレッドハリケーンズ
東芝ブレイブルーパス 43-10 帝京大学

準決勝 (2月19日)
三洋電機ワイルドナイツ 33-21 東芝ブレイブルーパス
神戸製鋼コベルコスティーラーズ 33-37 サントリーサンゴリアス

決勝では、サントリーサンゴリアスが接戦を制し、見事優勝を掴みました。9年ぶり4度目の栄冠は、彼らの長年の努力と実力の証です。この大会は、多くのドラマと感動を生み出し、日本ラグビー界に大きなインパクトを与えました。

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