第48期棋聖戦 (将棋)

第48期棋聖戦

第48期棋聖戦（だい48ききせいせん）は、日本将棋連盟が主催する権威ある将棋のタイトル戦「棋聖戦」の第48期にあたる棋戦です。この棋戦は、1985年度の後期から1986年度の前期にかけて実施され、具体的には1985年9月30日から1986年7月25日までという長丁場で行われました。

棋聖戦は、年に二期行われる数少ないタイトル戦の一つであり、将棋界で最も歴史のあるタイトル戦の一つとしても知られています。第48期では、当時の棋聖位保持者であった米長邦雄棋聖に対し、挑戦者決定戦を勝ち抜いた桐山清澄九段がタイトル奪取を目指して挑みました。

棋戦の構成

第48期棋聖戦は、挑戦者を決定するために予選段階から本戦へと進むトーナメント方式で進行しました。

一次予選: 多くの棋士が参加する最初の関門です。ここを突破した棋士が次の段階に進みます。
二次予選: 一次予選通過者と、シード棋士の一部が加わって行われる予選です。ここでの激戦を勝ち抜いた棋士のみが本戦への出場権を得られます。
本戦: 二次予選を突破した棋士に加え、前期棋聖戦で好成績を収めたシード棋士などが参加するトーナメントです。この本戦トーナメントを制した棋士が、棋聖位保持者への挑戦者となります。

第48期では、厳しい予選と本戦を勝ち抜き、桐山清澄九段が見事に挑戦者の座を獲得しました。

五番勝負

本戦トーナメントを制した桐山清澄九段は、第47期棋聖としてタイトルを保持していた米長邦雄棋聖との間で、全五局をもって争われる「棋聖戦五番勝負」に臨みました。タイトル獲得には、先に三勝を挙げることが条件となります。

この五番勝負は、挑戦者である桐山九段が主導権を握る形で進行しました。桐山九段は、米長棋聖から三つの白星を挙げ、対する米長棋聖は一勝を返すにとどまりました。結果、桐山清澄九段がシリーズ成績3勝1敗で米長邦雄棋聖を下し、見事に棋聖のタイトルを獲得しました。これにより、桐山九段にとって記念すべきタイトル獲得となりました。

まとめ

第48期棋聖戦は、1985年から1986年にかけて開催され、挑戦者となった桐山清澄九段が、五番勝負で当時の棋聖・米長邦雄棋聖を3勝1敗で破り、棋聖位を獲得した将棋のタイトル戦です。予選から本戦を経て挑戦者が決定され、タイトル保持者との間で五番勝負が行われるという、将棋の主要タイトル戦の一般的な形式に則って進行しました。この棋戦は、桐山九段の棋聖位獲得という歴史的な結果で幕を閉じました。

参考文献・外部リンクなど

将棋年鑑（第48期棋聖戦に関する記述がある資料）
棋聖戦：日本将棋連盟（関連情報へのリンク）
脚注（具体的な対局日や場所など、詳細な情報が記載されている可能性のある項目）

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